ISHIDA N43° スタッフブログ

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こんにちは!

ISHIDA N43°の魚山です。

 

突然ですがあなたの機械式時計は手巻き?それとも自動巻き?

本日は機械式時計のゼンマイの巻上げ方法による違いについてと、どちらが良いのかを軽く書いてみました。

 

そもそも機械式時計とは?

機械式時計=電池を使わずゼンマイを動力源として動いている時計。

ですので、電池やIC回路、モーターなどはなく、全て小さな歯車やゼンマイなどで構成された時計です。

また、ひとこと機械式時計と言ってもさらに「手巻き」と「自動巻き」細分化されます。

 

手巻き機械式時計は文字の通り手でゼンマイを人の手で巻いてあげないと動かない時計で、

自動巻き時計は内部に稼働錘(ローター)が内蔵されていて、腕の振りに合わせて自動的に巻き上げて動き続ける時計です。

 

それだけ聞くと自動巻きの方に軍配が上がりそうですが

ここにもメリット・デメリットが生じます。

※ここでいうメリット・デメリットとは性能に甲乙をつける意味合いではなく、「愛嬌」というポイントを加えた表現として使用します。

 

ひと手間必要⁉手巻き式

手巻き式の特性として基本的に巻いてあげないと止まってしまうというのが最大のポイントです。

ゆえに人によっては手巻きが煩わしいと感じる方がいるのも事実です。

しかし、個人的にはそここそが機械式時計の愛嬌ポイントと思います。

車やバイクであれば自身でギアを上げていく、カメラであればマニュアルで絞り、シャッタースピード、ISO感度を調整していく。

時計も「自分で操作する楽しみ」と捉えればハンドワインド(手巻き)というのはデメリットどころか、むしろメリットだったりもします。

また、例外を除き、自動巻きに見られる様な大きなローターがないので機械式ならではの緻密な構成部品を見る事ができたりもします。

手巻き式時計のメリットをひと言で挙げると、構成するパーツが比較的少なく薄型軽量な傾向。また巻上げに関する不具合が発生しづらい。

ULESSE NARDIN BLAST SKELETON X(手巻き式)

 

手間いらず⁉自動巻き式

先に「腕の振りに合わせて自動的に巻き上げ」と書きましたが、腕につけていれば確実に止まらないと言う訳ではありません。

例えば運転手やデスクワークの方など、比較的運動量の少ない方は上手く錘(ローター)が稼働せず、巻き上げ不足により精度の不安定を起こし

最悪、止まってしまいます。

それを補うためにはやはり手で巻いてあげる必要があります。

自動で巻き上げをしてくれる自動巻き機構は時計の歴史においても技術の進化が可能として追加された賜物です。

自動巻き時計のメリットをひと言で挙げると、精度の安定性が高い。ある程度の運動量の方ならほぼほぼ時計は止まらない。

IWC PORTUGIESER AUTOMATIC 42(自動巻き)

 

で、結局のところどっちが良いの?

その答えは既に各ブランドが出しております。

そうです、その時計によって変わります。

例えば、このOMEGAのスピードマスタープロフェッショナルはクロノグラフまで搭載した時計なのに何故か手巻き式です。

それはスピマスは「月に行った」という歴史を持った時計だからです。

宇宙では重力がないので錘を使用した自動巻きに意味を持ちません。

なのでスピマス愛好家の方から「自動巻きなら良かった」なんて声は私は聞いたことがありません。

 

効率が優れているからといって必ずしも良いと言う訳ではなく、そのモデルの歴史やコンセプト、デザインによっても変わってくるのです。

 

単に「手間」か「便利」かで言ったら圧倒的に後者を選択される方が多いでしょう。

しかし、様々な情報があると見方がまた変わります。

時計選びの際は搭載される機械部分を見てみるのもまた面白いと思います。

 

機械式時計が時計初めての方も大歓迎です!

時計は専門用語が多いですが、ご不明な点はお尋ねください。

知識豊富なスタッフがお手伝いいたします!!

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