こんにちは。
ISHIDA N43°魚山です。
先日、とても嬉しいお言葉を頂きました。
「毎回ブログ見てますよ!」
ブログ配信をしていて一番やりがいを感じられる瞬間です。
A様、いつも有難うございます!
さて今回のお題は『文字盤』です。
以前はケース材質『ステンレス』について書いてみましたが、
時計の顔である文字盤も見てみましょう!!
文字盤によって時計が放つ印象は大きく変わります。
それが材質、加工、仕上げのいずれにおいても。
ISHIDA N43°にて展開している時計の文字盤を1部ご紹介致します。
①アプライド(植字インデックス)
穴の開いた文字盤に足の付いた数字やバー、ドットといったインデックスを植字していく技法。
ひと手間加えたこの作業により文字盤に立体感が生まれます。
また、素材や仕上げを変化させることによりそれぞれの素材の持つ違う輝きを放ちます。

②プリント(塗料塗布)
こちらは対照的にカジュアルやミリタリー色が強くなります。
夜光塗料を塗布することにより、昼夜問わず視認性が高いという特徴も持っています。
軍用時計など昔からよく使われてきており、文字盤故障が起きにくい。

③サンドウィッチ(多重構造)
こちらも文字盤に立体感を持たせます。
よく知られているところですとパネライでしょうか。夜行盤にくり抜かれた文字盤を合わせています。
夜行塗料は経年劣化により発光力が弱くなっていきます。元々、軍事計器だった為、
暗闇での任務時に発光されないと困ってしまいます。
そのため、文字盤そのままで夜光盤だけを素早く交換できるようになっていたのです。
過去に使われていた夜光より進化して長持ち・高発光になったことにより、
今では実用的というよりパネライらしくてカッコイイという印象の方が強い気がします。
また、パネライのようなミリタリー感だけではなく、高級感を演出するためのものもあります。

④オープン
時計の心臓部であるテンプを見せる構造。
ゼニス クロノマスターが有名です。この構造は専用設計されたムーブメントで、
テンプ、アンクル、ガンギ車の機械的な動きが堪能できます。
機械式時計特有のカチカチカチという音を奏でているのもこちらのパーツたちです。
機構がそのままデザインとして採用された時計です。
普段見えない部分が開いているので、文字盤に奥行きがあります。

⑤フルオープン
オープンのように1部を見せるのではなく、文字盤自体をスケルトンにしてしまう方法。
歯車など、機械そのものが見れるので、機械好きには最高です。
写真のモデルはユリス・ナルダン スケルトンX
表も裏もシースルーなので、機械を通して向こう側が見えちゃいます。
見ての通り、歯車を固定する地金がありません。
「X」を模られたスケルトン文字盤兼地金になっているのです。
機会を見る限り他のフルスケルトンの様に機会に凝縮感がない単純そうな造りに見えがちですが、
全てにおいて計算され、一切の無駄をそぎ落とされた構造になっています。

それぞれのデザインにコンセプトがあり、文字盤単体で見ても
シンプルなものから個性を強く主張するものまで様々です。
余談ですが、只今、ISHIDA N43°では
IWCフェア(3/1~3/15)、
パネライキャンペーン(3/1~3/31)
それぞれ実施しております。
とても素敵なプレゼントをご用意して
お待ちしております。