気温も高くなり、少しずつ、雪も溶けてきました。
春が待ち遠しい!とは思っておりましたが
今年も冬らしいことを何一つできなかったことを思うと
ちょっとやり残した感があります。
せっかく北海道に住んでいるんだから、少しは四季というものを楽しみたいですね。
こんにちは!
N43°の魚山です!
いつの時代も時計に魅了される人は多いです。
初めて時計の魅力に目覚め、色々と調べてみると、意外と自分の知っていたブランドより、
今まで全く聞いた事もなかったブランドの方が格上だったりと驚かれることも多いかと思います。
それと同時に専門用語が多くて何から調べていいものなのか…など分かりづらいこともしばしば。
今日はそんな時計用語を何点かご紹介してみます。
1.クロノメーター
天文台ないし公的機関が実施する精度検査。様々な姿勢差(文字盤上向き時、リュウズが下方向の時など様々な姿勢の時)と温度に設定して15昼夜にわたって行う検査。もちろん検査に合格しないとクロノメーターを名乗ることはできません。
決められた基準に合格した機械にのみ認定され、文字盤や機械(ムーブメント)に「CHRONOMETER」の刻印ができます。
名前は似ているけどクロノメーターとクロノグラフは違います。
2.クロノグラフ
経過時間の計測をする機構。簡単にいうとストップウォッチ。
今の時代、クロノグラフは当たり前にあるが、その昔は十分に複雑機構だった。機械式時計はものすごく小さく繊細なパーツで構成された精密機器。それにクロノグラフ機構も搭載させるというのは実はすごい事なのです。
3.タキメーター、パルスメーター、テレメーター
タキメーターは平均時速を割り出すもの。ベゼル(ガラス外縁)若しくは文字盤にあるスケールメモリにて読み取ります。
パルスメーターは心拍測定が出来る。同じくベゼルなどの目盛りと針に経過で読み取る。
テレメーターは音と光の時間を利用して大体の距離を測れます。
4.フライバック
これは通常のクロノグラフに加え、瞬時にリセットと共に再計測ができる機構。
すぐに再測定する際に活躍する機構。
5.キャリバー
今ではムーブメントの形態を指す呼称となっていますが、昔では部品や香箱(ゼンマイが入っている歯車)などのサイズを表す用語だったようです。
6.トゥールビヨン
機械式の弱点である姿勢差を可能な限り相殺する特殊機構の事。
テンプと脱進機(後程説明)を回転するキャリッジ収めて一緒に回転させるというもの。
それにより機械式時計に生じる姿勢差を可能な限り均等にするという超複雑機構の一つ。
7.調速機
香箱で溜められたパワーをひげゼンマイと呼ばれる細く長いゼンマイによってテンプの輪が左右に往復運動をする。
テンプは輪っか状の振り子の役目。常に様々な姿勢の変化が起こる腕時計に柱時計の様な振り子は入れられないですね。
8.脱進機
アンクル(爪が付いた2又の)とガンギ車(ツメが掛かる歯車)で構成されて、香箱から伝達されたパワーをテンプで規則正しい往復運動に変え、テンプに繋がるアンクルとガンギ車の噛み合いにより一定の速度を輪列に伝えていくパーツたちの総称。
機械式時計の「カチカチカチ…」という音はこの部分からなっていますよ。
「7」と「8」部分をエスケープメントや心臓部と言われます。
今回はよく聞くことのある部分を書いてみました。
もし、他に気になる事などございましたら、ご来店された時にお尋ねください。
メールやお電話でもお気軽にご連絡ください。
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