ISHIDA N43° スタッフブログ

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こんにちは!

ISHIDA N43°魚山です!

 

今回はムーブメントについて書いてみたいと思います。

 

私が時計業界に入る前にネット上でチラホラと散見された事なんですが

自社製ムーブメント=正義、汎用ムーブメント=悪」の問題について簡単に書いてみますね!

はたして本当にそうなのか?

 

今回は汎用ムーブメントを肯定する側に立ったつもりで書いております。

「どっちが良い、悪いの話ではなく」どちらも良いということを認知していただきたいと思っておりますので、

今まさに検討に検討を重ね初めての高級時計の購入をされようとしている方にとって判断基準のひとつとなれば幸いです。

なので今回は難しい言葉や背景は省略して書いております。

 

その前に簡単に

ムーブメントとは時計内部の機械の事。

自社製ムーブメントとはそのブランド(IWCであればIWC、オメガであればオメガが)設計製造した機械の事。

汎用ムーブメントとはムーブメントの製造会社が設計製造した機械の事。

元々、腕時計の製造は基本的にはそれぞれの工房が分かれていました。

文字盤を作る工房、機械部を作る工房、ケースを作る工房、それらを組み立てて時計にする工房と。

そのような歴史があるので、その時点で汎用ムーブメント=悪という訳ではないということがわかります。

ではなぜ「自社製ムーブメントは正義」という意見が上がると思いますか?

それは高い技術力がないとムーブメントは作れないからです。

技術力の高いブランドが作った時計という誇示に繋げられるということです。

 

しかし、自社製ムーブメントを作れるメーカーなのに汎用ムーブメントを搭載したモデルもあったりします。

「自社で作るノウハウがあるなら全て自社で作ればいいのに…」

なんて思う方もいると思います。

しかし、自社で全く新しいムーブメントを一から作るとなると膨大な費用が掛かります。

当然、その費用はコストとして販売価格へと反映されます。

そして基本的にムーブメントを構成するパーツも外に出回ることはないため、

修理・オーバーホールもそのメーカーでしか対応できなかったりすることが多いです。

その点、汎用ムーブメントは比較的低コストで抑えられることが多いです。

同じような機構(性能)で同じ素材でできているのに販売価格が違う場合、ムーブメントが影響している可能性が高いです。

また、修理・オーバーホールも柔軟な選択が可能という場合があります。

 

コスト以外のメリット

汎用ムーブメントは初期不良が起こりにくい傾向があります。

汎用ムーブメントも進化をしており、基本的な部分は継承しつつも型番が変わったりと少しづつ変化しております。

ロングセラーとでも言いましょうか、進化しつつも歴史の長い実績あるムーブメント達が多く存在しますので、

一流ブランドが採用する汎用ムーブメントというのは基本的に確認される不具合(リコール)が出尽くした百戦錬磨の猛者達です。

さらに、その猛者達を自社(時計ブランド)の技術者たちによって手を加えて調整したり、時にはその汎用ムーブメントをベースに

機能を追加・排除し搭載されます。

もちろん、人間が作ったモノですので、不具合・故障がゼロとは言えませんが、

しかし、少なくとも確実に言えることは採用されるのは一流ブランドが認めたムーブメントということです。

 

比較するうえで「自社ムーブメント搭載」ということをアドバンテージと感じる方も多いと思いますが、逆に

自分が本当に欲しい時計が「汎用ムーブメント」という理由だけで諦めてしまうもはもったいないと思います。

ISHIDA N43°にご来店いただきますと、それぞれのメリット・デメリットを詳しくお伝えいたしますので

ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。

 

初めての高級時計という方も大歓迎です!

知識豊富なスタッフが時計選びをサポートいたします。

まずはお下見だけでも大歓迎!

お気軽にご来店ください。

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