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創業後50年で、スイス最大手の時計メーカーに成長した
オメガは1848年創業。スイス時産産業の中心地ラショードフォンに、弱冠23歳だった気鋭の時計師ルイ・ブランが創設した工房が始まりだった。1880年には豊富な労働力を求めて、工場を現在も本社があるビエンヌに移転拡大。南北アメリカまで販路を広げ、わずか9年後の1889年には年間10万個を生産するスイスでも最大手の時計メーカーへと成長する。1894年、ギリシャ語で究極を意味するという意味する「Ω(Omega)」と名付けられた最高品質の高性能ムーブメント「オメガ19」を発表。1903年にはそれまでのルイ・ブラン兄弟会社から、広く浸透した「オメガ」へと社名を変更している。

2021年に開催された、東京オリンピックでも注目
以降オメガは天文台コンクールで優秀な成績を収め、驚異的な発展を遂げていく。1940年代末から1950年代半ばにかけて、現代の基幹コレクションであるシーマスター、コンステレーション、シーマスター300、スピードマスターを発表。中でもスピードマスターは、過酷なテストを経て1965年にNASAが採用。1969年、アポロ11号の宇宙飛行士とともに月に降り立ったことは周知の事実だ。その精密さはオリンピックでも認められる。1932年のロサンゼルス大会以降、28の大会で公式タイムキーパーを務めているのだ。そして2021年、私たちはオメガの名を東京五輪でも目にすることができた。