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ボール ウォッチ・カンパニーは1891年、アメリカ・オハイオ州に誕生しました。当時、鉄道産業はアメリカ人の「アドベンチャー・スピリット」の象徴でした。しかし一方で、各地で鉄道事故も多発し多くの犠牲者を生みだしていました。
ボール ウォッチ・カンパニーの創業者である「ウェブスター・クレイ・ボール」は、1891年に発生した「キプトンの悲劇」と呼ばれる列車事故の調査を依頼され、その原因が「鉄道員のずさんな時間管理」と「時計の精度」にあることを突き止めました。
同じ悲劇を繰り返さないため、ボールは「時計検査システム」と「鉄道標準時計の基準」を定め、そして自らも「BALL鉄道公式時計」を製造し、鉄道員たちに「正確な時間」提供すべく尽力しました。のちにボールが考案、実施したその「システム」と「基準」は、やがて全米の75パーセントをカバーするようになりました。
この結果、鉄道事故は減少し「ボールタイム」という言葉が「正確な時間」を意味する代名詞にまでなりました。今現在、一般の旅客が鉄道員に時刻を尋ねたとき、鉄道員が答えた時刻が正確だと確信できるようになったのも、実はボールの功績なのです。
当時、鉄道時計として高い信頼性を得るには「正確な時計」という要素だけでは不十分でした。暗いトンネルの中やポケット等から取り出す懐中時計は、「時刻が瞬時に読み取れる視認性」、機関車の振動にも耐え、整備作業中でも使用できる「耐衝撃性」、石炭をくべる機関助手には「耐熱性」なども鉄道時計としては必要不可欠な条件でした。
ボールは、鉄道員たちの当時の過酷な仕事環境下においても安全に使用できる「丈夫で信頼性の高い時計(タフ&ディペンダブル)」の開発と供給に力を注いできました。
“あらゆる過酷な環境のもとで、正確な時を告げる”これが1891年以来のボールのスローガンです。
時代が流れ、主力がさまざまな腕時計へと移り変わった現代でも、ボール ウォッチは一貫してタフツールへの作り手であることにアイデンティティを置き、堅牢さと高精度に集約された優れたスポーツウォッチを独自のテクノロジーを加えながら提供し続けています。
ブランド詳細
ブランド名 | ボール ウォッチ(BALL Watch) |
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オフィシャルサイト | http://www.ballwatch.com/ |