BRAND TOPICS
HISTORY

グラスヒュッテを“時計の街”にした
ドイツ時計産業の先駆者
A.ランゲ&ゾーネは、自身が生まれ育ったドイツ・ドレスデンとフランス・パリで最先端の時計製作技術を学んだ時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲが、1845年、ザクセン地方エルツ山地の町グラスヒュッテに創業。「完璧な時計」を追い求めるべく高品質を確保するために時計師の作業分担制を導入したり、ムーブメントの輪列の全軸を一つの地板で支え、全体の安定性を向上させるという、今やドイツ時計の代名詞である4分の3プレートを考案するなど、先駆者として機械式時計製作に多くの革命をもたらしたブランドだ。

ドイツのみならず
世界でも最高峰として知られる存在
1948年に、東ドイツ共産政権の会社国有化により一時消滅するが、オーストリアの著名な時計師養成学校で時計製作を習得したフェルディナントの曾孫ウォルター・ランゲにより、1990年に見事復活。4分の3プレートなど独自構造に加え、特許取得の大型デイト表示(=アウトサイズデイト)を搭載する新生A.ランゲ&ゾーネの1号機「ランゲ1」は、今なお時計愛好家垂涎の1本だ。以来、生み出される時計1本1本に対する徹底したこだわりと、それにより持つ者の五感に心地よく訴える精緻な作り込みで、ドイツを代表するだけでなく、世界でも最高峰の時計ブランドとして知られている。