機械式時計の魅力は、一体どこにあるのでしょうか。
その答えは、時計の数だけあり、時計を好きなお客様の数だけあります。
今回は私がお話ししたお客様の中から、時計の細部まで見て時計を選んでくださった方のことをご紹介させてください。
少しずつ時計の写真を撮る時間が増えてきて、お客様と話しながら新たな魅力を見つけたいと思っていた頃でした。
今回お客様からお声かけいただいて手元に出した時計は、お客様ご自身でかなり調べていただいていたモデルです。
そのためご説明をすると言うより「一緒にその時計の魅力を探す」。そんな時間でした。
今回は数多く見つかった魅力の中から、いくつかの魅力を皆様へご案内させていただきます。
①1本の針の右と左で違う仕上げがされていること

真ん中の「頂点」を境に、ポリッシュ仕上げ(鏡面仕上げ)とサテン仕上げで分かれています。
②針と針の間がギリギリまで詰められていること

間を詰め過ぎてしまうと針同士が接触してしまい、動かなくなってしまうこともあります。
しかし、間を開け過ぎてしまうと文字盤全体の見え方に影響が出ます。
③年度を表す「窓」の部分の立体感

縁取りがしっかりされたデザインのため、立体感が生まれます。
また画像では撮れていませんが、
・先端がケースのラインに沿って曲がっている繊細な手仕上げによる秒針
・焼いた秒針だからこそ角度によって色味が大きく変わる「ブルースティールの針」
このようなところもお客様にとって選ぶ理由になったようです。
「一緒に見て、一緒に探すこと」
説明する以外にご決断をサポートできる方法の1つなんだなとこの時強く感じました。
それ以来、お客様と一緒に時計を楽しむ姿勢を忘れないようにしています。
そして、お客様が好きだとおっしゃった部分を写真に残すようにしています。
説明ではなく一緒に悩む人を求めている方、そして感じた魅力を画像や文章で残したい方、
ぜひ店頭へお越しくださいませ。
皆様とお話しできる時を、心より楽しみにしております。
文章・撮影:ISHIDA新宿 水野
- CATEGORY:
- JAEGER-LECOULTRE
- 連載

