
本日はジラールペルゴが独自開発、
画期的な機構を備えた最新モデルをご紹介いたします!
NEO CONSTANT ESCAPEMENT
ネオ コンスタント エスケープメント

93510-21-1930-5CX
価格:¥13,101,000円(税込)※2024年1月現在
こちらのモデルに搭載されている
【独自のコンスタントフォース機構】を説明する前に
まずは時計のエネルギー伝達のお話しから…
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機械式時計はゼンマイの解ける力が
最終的に調速機構を通って
時間の流れをコントロールして動きます。
しかし、ほとんどの時計は、
完全にゼンマイが巻き上がったときと、逆に解けきる直前とでは
最終的に調速機構に伝わる力にばらつきが生じます。
これをわかりやすく例えた上司の話しによると
【とんかつ】でいうところの「端っこ」と「真ん中」だそうです(笑)

力がフラットである期間、つまり最適な精度を示す期間は
とんかつのいわゆる美味しいところ「真ん中」というわけです(笑)
エネルギーを均一に伝えるために時計職人たちは
何世紀にもわたりさまざまな機構を考案していきました。
ランゲの【チェーンフュジー】なんかもその一つです。
↓ランゲ&ゾーネHPより

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話しは戻って…

今回ご紹介するのネオコンスタントエスケープメントは
時間の流れをコントロールする機構である脱進機に
湾曲するシリコン製ブレードの特性を使うことで
これまでの方法とは全く異なるアプローチで
エネルギーを均一に伝えることを可能にしました!
実はこの機構、GPの数年間に及ぶ研究の末、
2008年にコンセプトウォッチとして発表され、
そして5年後の2013年に量産型モデル
【コンスタント・エスケープメントLM】として登場しています。
【コンスタントフォース機構】を知る上で、
2013年当時の動画が非常にわかりやすいので貼っておきます。↓
※ちなみに、この動画のなかでシリコン製ブレードの動きを
指を使って表していますシーンがありますが…

実際に、ある時計職人が列車の切符をこのように
人差し指と親指の間に挟み、眺めていたことで
この画期的なアイデアが生まれたんだそうです!
さらに余談ですが…
このアイデアに賛同してくれた当時の会長ルイジ・マカルーゾ氏の名前から
2013年の初代量産モデルは【コンスタント・エスケープメントLM】となっています。
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この動きによってコンスタントな力が伝達され、
精度の安定が実現した【コンスタント・エスケープメント】
今回の【ネオ・コンスタント・エスケープメント】では
さらにCOSC認定や、新たなる特許を13件も取得し、
小ぶりで洗練されたモデルとして10年ぶりに登場となりました。

ケースサイズ45㎜と初代よりも3㎜ダウンし、
時分針はオフセンターからセンターへ。

ベゼルを取り払い、ボックス型の風防によって
どの角度からもクリアな見た目へと変化しました。
またブリッジも洗練されたデザインになっています。

今回の【ネオ・コンスタント・エスケープメント】では
画期的な機構と時計としてのデザインとが
非常にうまく融合しているように感じました。
なかなか実機をご覧いただけるタイミングは限られますが、
お探しの方は是非お問合せください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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