本日はブレゲのアイコン的アイテム
「トラディション」をご紹介いたします。
Tradition Collection ~伝統の継承~
まずブランドの創始者 アブラアン・ルイ・ブレゲは
「時計の歴史を200年早めた男」と呼ばれています。
なんだかものすごい表現ですが、
現在の機械式時計ブランドで
当たり前のように使われている機構の
およそ70%はブレゲが発明しているからです!
すごいですね…
ブレゲさんがいなかったらどうなっていたんでしょうか。
そんなブレゲが発明したものに
「パラシュート機構」「ペルペチュアルウォッチ」があります。
▼「パラシュート機構」…現在ムーブメントで使用されている耐震装置、
つまりインカブロックの原型のこと。
▼「ペルペチュアルウォッチ」…現在の自動巻きの基本になる機構。
※ブレゲの発明前にペルペ氏が発明をしていたそうですが巻き上げ効率が悪かったそう。
↓ちなみに当時は振り子式
また、機構の発明だけではなく
マーケティングの面でもブレゲは才能を発揮します。
当時100%オートクチュールでの販売でしたが
「スースクリプション(前金)」による販売方法を発案しました。
つまり予約時に代金の4分の1を支払い、
納品時に残りの代金を支払う方法。
これによりパーツ仕入や納期短縮、
代金未回収を防ぐことができたそうです。
↑当時のスースクリプションウォッチ
と、前置きが長くなりましたが…
これらブレゲの発明した機構や
スースクリプションウォッチより
着想を得てつくられたのが
これからご紹介する「トラディション」コレクションなのです!
トラディション 7097
トラディションコレクションの中で人気が高いのが
こちらの40㎜自動巻きモデル
文字盤が上部にあり、
下部に2番車とテンプが左右対称に配置されています。
中央の香箱(ゼンマイ)からの輪列が
左右対称に配置されていて美しいデザインです。
トラディション 7597 カンティエム レトログレイド
続いてデイト表示付きのトラディション
こちらも同様に40㎜自動巻きモデルです。
下部にレトログラードの日付表示。
10時側には日付調整用のプッシュボタンを兼ね備えています。
ちなみにプッシュボタンはカレンダー禁止時間が無く
いつでも調整可能です!
↑よーく見ると日付の針が折れ曲がっていますね。
他のパーツに干渉しないようにデザインされた針になっています。
職人による微調整で繊細な角度をつくりあげているとのこと。
ちなみに針の先端は夜行塗料ではなく
ホワイトラッカ―が塗られています。
ブレゲが活躍していた時代は夜行塗料はなかったので
今でも忠実に再現しているそうですよ!
文字盤のビス留めも古典的な手法の一つ。
伝統を大切に継承していることが細かな部分からも見て取れます。
また、どちらのモデルも自動巻きローターは
振り子式ローターのデザインとなっています。
数多くのブランドのなかでも
一目でブレゲとわかる大胆なデザインと
初代ブレゲの伝統とが継承された「トラディション」
他にもご用意していますので
是非チェックしてみてください!
現在ブレゲフェアを開催中!
詳しくは↓画像をタップしてご確認ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ISHIDA新宿/荻原