BVLGARI HISTORY
今回はブランド名は知っているけど
実際どんなブランドなの?とよく聞かれる
BVLGARI/ブルガリの歴史について書いていこうと思います。
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創業は1884年
創始者 ソティリオ・ブルガリ
1857年にギリシャのエピルスで生まれたソティリオ・ブルガリ。
エピルスという街では古代ローマ時代から銀細工が盛んで、
ソティリオの実家も銀細工師でした。
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幼い頃から金銀細工に興味をもったソティリオは職人としての腕を磨きながら
1881年にイタリア、ローマへ移住します。
近代化が進むヨーロッパに目をむけてのことでした。
1884年、1905年にBVLGARI ローマに出店
ソティリオが手がける銀細工製品はローマで評判を呼び、
1884年ローマ、システィナ通りに
1905年にコンドッティ通りにお店をだします。
↑あれ!BVLGARI ではなくBULGARI ですね。
実は1934年に古代ローマ時代の表記、BVLGARIに登録するまで
VではなくUのBULGARIを使用していたそうです。
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20世紀に入ると巷ではフランス様式のジュエリーが流行します。
ブルガリもトレンドに追随するように、
フランス様式を意識したジュエリーを発表するようになりました。
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しかし、ブルガリはこのトレンドに待ったをかけます。
それまで進めていたフランス様式から、
従来のギリシャ建築をベースとした古代ローマ様式に立ち返ることにしたのです!
色の魔術師ブルガリ
このブルガリらしいデザインは奏功し、
色の魔術師とも称されるまでになりました。
ブルガリは流行りから一線を画すブランドとして
さらなる人気を獲得することに成功したのです。
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さらに1950年代から60年にかけて
ブルガリはイタリアだけに留まらず世界中に広まっていきます。
ブルガリにとっての「ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)」
そんななかブルガリの人気を後押しする時代がやってきます。
当時、アメリカ映画業界では大作をはじめとする
映画撮影をイタリア/ローマで制作するようになります。
不朽の名作「ローマの休日」や「甘い生活」が有名ですね。
この映画撮影をきっかけにそうそうたる女優たちが
コンドッティ通りのブルガリを知り、
スクリーン上でもプライベートでも
ブルガリのファンになっていったのです。
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実際にオードリー・ヘップバーンや
エリザベス・テイラーといった著名人が
ブルガリのファンであることを公言しています。
今回はここまで。
まだ時計に関しての歴史はスタートしていませんが…
ジュエリーとしてのブルガリの歴史も興味深いですね。
次はようやく時計のお話しができそうです。
次のブログも気長にお待ちいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ISHIDA新宿/荻原