黄金比とは
人類が最も美しいと感じる比率「黄金比」という用語の発祥をご存じでしょうか?
実は、ドイツの数学者であるマルティン・オームが1835年刊行の著書の中で
提唱し世に広まったといわれております。
非常に複雑な計算式のもとに構成された比率となりますが、簡単に言うと
人間が最も美しいと感じる比率は「1:1.618」であるということです。
発見は紀元前408年~355年頃、古代ギリシャ数学者エウドクソスといわれており
パルテノン神殿建設時に初めて黄金比が用いられたとされております。
意図的にこの比率を意識して創作された芸術品や建造物も数多くあり
一説によれば、惑星の軌道や人類の体もこの黄金比で構成されているともいわれております。
現代において
現代においてもAppleやGoogleのロゴが黄金比で構成されていること等が話題になりました。
Appleロゴをデザインしたロブ氏は当時コンピューターを使わず
手書きでデザインしていることから
シンプルさと美しさを求めた結果、自然と黄金比にたどり着いたそうです。
何だか、とてもロマンのあるお話ですよね!
黄金螺旋
黄金長方形にあるすべての正方形の列において、角を滑らかにつないでいくと、
渦巻き状の螺旋が描かれます。
これを「黄金螺旋」といいます。
これらの前提知識を踏まえた上で、こちらのランゲ1をご覧ください。
黄金螺旋のレイアウトと文字盤を合わせると、当てはまっているのが
お分かりいただけると思います。
まさに黄金比が、ランゲ&ゾーネのアイコン的存在である
ランゲ1デザインに合致しているのです。
アウトサイズデイト
さらにランゲ1にはアウトサイズデイトという、特徴的な日付表示が搭載されており
この縦横の比率も黄金比のバランスとなっております。
余談ですが、以前、私の子供が表参道店に来た時に、数ある時計の中でも
ランゲ1のデザインが良いと言っていた事がありました。
「ウチの子はこの黄金比を直感的に美しいと感じたのか?!」
と親バカ的な発想で思ってしまいました 笑
オフセンターの二等辺三角形
ランゲ1のデザインの素晴らしさは黄金比だけではないのです。
時分針とスモールセコンド、アウトサイズデイトの3つの中心点をつなげると
二等辺三角形が形成されており、この配置バランスも絶妙なのです。
これこそデザイン大国ドイツならではデザインの醍醐味と言えるでしょう。
ムーンフェイズ
今回ご紹介しているランゲ1 ムーンフェイズはデザインもさることながら、
月齢表示の機能にも非常にこだわっております。
月の背景である空の色で昼夜を表示するデイナイト機能も組み込まれているのです!
このデイナイト表示機能は、ムーンフェイズ表示が二重構造になっており、
天空ディスクが24時間で一周し、その上を月が動いていく仕組みです。
日中は星の無いスカイブルーを映し出し、夕方になるにつれて暗くなり、
夜には星が瞬く紺碧のブルーで夜空を演出します。
正確にムーンフェイズを合わせて作動させれば、
122.6年後まで修正が不要という高精度も魅力です。
ドイツで提唱された黄金比を纏った、計算し尽くされたドイツデザインの真骨頂
「ランゲ1 ムーンフェイズ」 いかがでしたでしょうか。
型番:LS1923AG 192.029
ケース径:38.5mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水:3気圧
ムーブメント:手巻き L121.3
価格:5,401,000円(税込)
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