本日は、自動巻きやカレンダーについてご説明いたします。
①自動巻き時計は、1日8時間以上腕につける
自動巻きは、腕の動きによってローターが円運動しゼンマイを巻き上げます。
自動巻きでゼンマイが充分に巻き上がる目安が、モデルにもよりますが1日約8時間です。
装着時間が不充分な時や、動きが少なかったときは手動でリューズをゆっくり20~30回巻き足してください。
②時計の針が午後8時~午前3時を指していたら、カレンダー早送り禁止時間帯
機械式時計のカレンダー機構は、その時計の午後8時~午前3時を指している時間帯にゆっくりと歯車がかみ合い、
カレンダー窓の日付を変える仕組みになっています。
この時間帯に早送り機構を使うと、歯車に無理な力がかかり故障の原因となります。
あくまでも時計の針の位置で、現在時刻とは関係ありません。
③ゼンマイがほどけて時計が止まっていても故障ではありません。
止まっていた際はリューズをゆっくりと回して、ゼンマイを巻いてください。
使っていないときは時計が止まったまま保管しても問題ないです。
時計を動かしていても、止めていても内部の油は同じように劣化します。
④リューズを無理に引っ張る、押し込むはNG
リューズは機械式時計のメカニズムとつながっています。
引くときも、回す時も、押し込むときも優しくを心がけてください。
特にねじ込みロック式リューズは、まっすぐに押し込みながらゆっくりと絞めてください。
斜めに押し込むとねじ山を壊す恐れがあります。
途中で違和感を感じたらやり直してください。
⑤リューズは2種類あります。
リューズをそのままの位置で、右回りに回転させれる場合は非ねじ込み式リューズです。
硬くて回らない場合はねじ込みロック式リューズです。
ねじ込みの場合は左回りに回すとネジが緩みロックが解除できます。
本日は自動巻き、カレンダーについて簡単にご紹介させていただきました。
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