ISHIDA表参道 スタッフブログ

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皆様こんにちは。

 

 

ISHIDA表参道の佐野でございます。

 

 

今回は、G-SHOCK最上級ライン「MR-G」の誕生30周年を記念して発表された特別なモデルをご紹介いたします。

 

 

 

予約開始日6/1   発売日6/12
世界限定800本のアニバーサリーモデル
MRG-BF1000EB-1AJR
¥1,210,000(税込)

 

こちらはMR-Gが30年にわたり培ってきた技術力と日本の匠による高度な加工技術が融合した、まさに記念モデルにふさわしい一本となっています。

 

極海の神秘「ブライニクル」を表現した特別なベゼル

 

今回のモデルで最も注目したいのが、極海で発生する神秘的な自然現象「ブライニクル」をモチーフにしたデザインです。
ブライニクルとは、極低温の海中で周囲の海水を凍らせながら海底へと伸びていく氷柱状の自然現象。
その幻想的で力強い姿をMR-Gならではの解釈で表現しています。

 

ブライニクルは南極海などの極めて冷たい環境にある海中で発生する、一種のつららです。

 

ベゼルには渦を描くような独創的なファセットカットを採用。
研磨職人・小松一仁氏による手作業で仕上げられた「ボルテックスファセットカット」は、光の当たり方によって様々な表情を見せ、まるで氷柱そのもののような美しい輝きを放ちます。

 

研磨職人 小松一仁氏

Komatsu Cutting Factory代表。代表作は、伝統的なダイヤモンド研磨技術を活かし、本真珠にカットを施した「華真珠」。米国の宝石カットコンテスト「The 2009 Gemmys」で日本人初の1位を獲得。「第3回ものづくり日本大賞」で内閣総理大臣賞を受賞。世界的評価の高い日本の匠のひとり。

 

素材には高硬度合金コバリオンを採用し、深海を思わせるブルーのAIP処理が施されています。
本来ファセットカットは宝石に用いられる高度な加工技術ですが、本作では高硬度金属に対して同様の手法を採用しています。
非常に手間のかかる工程であるため製造できる数は限られ、その希少性もこのモデルの魅力のひとつとなっています。

 

ブルーサファイアが演出するラグジュアリーな存在感

 

FROGMAN特有の左右非対称ケースを印象付けるフロントビスには、57面ラウンドブリリアントカットのラボグロウンブルーサファイアをセット。
深みのあるブルーの輝きがファセットカットベゼルと調和し、スポーツウォッチとしての力強さだけでなく、MR-Gならではのラグジュアリーな魅力を際立たせています。
細部にまでこだわり抜かれた装飾は、30周年記念モデルとしての特別感を一層高めています。

 

ダイバーズウォッチとして磨き上げられた機能美

 

美しい外観だけでなく、ダイバーズウォッチとしての実用性にも妥協はありません。
ダイアルにはサンドブラスト加工によるマットブラック仕上げを採用し、針やインデックスとのコントラストを向上。
さまざまな環境下で優れた視認性を確保しています。
アワーマーカーにはネオブライトを採用し、熟練職人による手塗りで十分な塗膜厚を確保。
暗所や水中でも高い判読性を発揮します。
さらに、潜水時間の目安となる0〜20分のミニッツマーカーを大きく立体化し、時分針には軽量なカーボン素材を採用。
視認性向上と軽量化を両立しています。
実用性とデザイン性を高次元で融合したダイアルは、まさにMR-Gらしい機能美を体現しています。

 

裏蓋にも刻まれた特別な証

 

ケースバックにも、このモデルならではのこだわりが込められています。
64チタン製のスクリューバックとブルー蒸着を施したサファイアガラスを組み合わせ、FROGMANのアイコンであるカエルのキャラクターをデザイン。
さらに世界限定800本の証となるシリアルナンバーに加え、「MR-G 30TH」の刻印を施し、アニバーサリーモデルとしての価値を表現しています。
所有者だけが楽しめる特別なディテールも、このモデルの大きな魅力です。

 

シーンに合わせて楽しめる2つのスタイル

 

標準装備されるホワイトのラバーストラップには、優れた装着感と耐久性を兼ね備えたデュラソフトラバーを採用。
変色や汚れ、経年劣化にも強く、アクティブなシーンでも快適に着用できます。
さらに、交換用としてチタンブレスレットも付属。
軽量かつ高強度なチタン素材に深層硬化処理を施し、高級感と実用性を兼ね備えています。
エクステンション機構を備えているため、ウェットスーツの上からでも着用が可能。
工具を使用せず簡単に交換できるため、その日のスタイルや用途に合わせて異なる表情を楽しむことができます。

 

30周年を記念する特別なパッケージ

 

世界限定800本となる本作には、交換用チタンブレスレットと交換ツールを同梱。
さらに収納ケースには、日本発のラゲージブランド「プロテカ」と共同開発した専用ボックスを採用しています。
時計本体はもちろん、パッケージに至るまで特別感に満ちた仕様となっており、所有する喜びを存分に味わえる内容となっています。

 

まとめ

 

MR-G誕生30周年という節目に登場したMRG-BF1000EB-1AJR。
極海の神秘「ブライニクル」を表現した芸術的なベゼル、日本の匠によるハンドフィニッシュ、ダイバーズウォッチとしての高い実用性、そして世界限定800本という希少性。
MR-Gが30年にわたり追求してきた「強さ」と「美しさ」を象徴する一本に仕上がっています。

 

予約をご希望の方はぜひ当店までお問い合わせ下さい。
※本モデルは本数限定の希少モデルとなっておりますため、予約枠も残り僅かとなっております。

 

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記事:佐野

皆様こんにちは。

 

 

ISHIDA表参道の佐野でございます。

 

 

本日はGlashütte Original の代表作のひとつ、「セネタ・クロノメーター」をご紹介いたします。

 

 

グラスヒュッテ・オリジナルというブランドを語る上で欠かすことのできない、“精度”へのこだわり。
そして、その背景に存在するマリンクロノメーターの歴史。
今回はセネタ・クロノメーターが持つ魅力を、歴史的背景からムーブメント、デザインまで詳しくご紹介致します。

 

 

グラスヒュッテとマリンクロノメーターの歴史

VEBグラスヒュッター時計製造会社製マリンクロノメーター

 

18世紀から19世紀にかけて、海洋国家にとって「正確な経度測定」は極めて重要な課題でした。
船の現在地を正確に把握するためには高精度な時計が不可欠だったためです。
その流れの中で、イギリスの時計師 John Harrison が完成させたマリンクロノメーター「H4」は海上航行の歴史を大きく変えました。
そして19世紀後半、ドイツでも高精度時計製造への機運が高まっていきます。
1871年のドイツ帝国成立後、国際貿易や海軍力強化の流れを受け、ドイツ政府は英国製マリンクロノメーターへの依存を減らすべく、国内製造を積極的に支援しました。

その中心となったのがドイツ時計産業の聖地・グラスヒュッテです。
1886年には、グラスヒュッテ製マリンクロノメーターがドイツ海軍天文台へ送られ、精度試験を受けることとなります。これをきっかけに、グラスヒュッテでは本格的なマリンクロノメーター製造が始まりました。
その後、機械式マリンクロノメーターは1978年まで、さらにクォーツ式も1992年まで製造され続け、グラスヒュッテはドイツ精密時計製造の中核を担っていきます。

 

歴史を受け継ぐ「セネタ・クロノメーター」

 

2009年、Glashütte Original はその歴史への敬意を込めて「セネタ・クロノメーター」を発表しました。
このモデルは単にマリンクロノメーター風のデザインを取り入れた時計ではありません。
グラスヒュッテ・オリジナルとして初めて公的クロノメーター認定を取得したモデルであり、“高精度時計”としての本質を現代へ継承する存在となっています。
さらに2008年、ドイツ時計博物館の開設準備中には歴史的なグラスヒュッテ製マリンクロノメーター13台が発見・修復されるという出来事もありました。
2010年には、その修復機と限定プラチナ仕様のセネタ・クロノメーターを組み合わせた特別なコレクターズセットも発表されています。

 

グラスヒュッテ・オリジナルが回収・修復した、グラスヒュッテ製の歴史的なマリンクロノメーター13個のうちの1つ。

2010年プラチナ限定版のセネター・クロノメーターと並んで展示されている。

 

現代のセネタ・クロノメーターと歴史的マリンクロノメーターを見比べると、その共通点は非常に明確です。
端正なレイアウト、視認性重視のデザイン、クラシカルな針形状など、グラスヒュッテの歴史的DNAが色濃く受け継がれていることが分かります。

 

セネタ・クロノメーターの魅力

 

今回ご紹介するセネタ・クロノメーターは、従来モデルとは異なる魅力を持っています。
最大の特徴は、深みのあるマットブルーダイヤルでしょう。
近年は多くのブランドがブルーダイヤルを採用していますが、このセネタ・クロノメーターのブルーは非常に独特です。
ややグレーを含んだような落ち着きある色味に加え、細かな粒状感を伴う質感によって、知的で上品な雰囲気を演出しています。
シルバー仕上げのインデックスやホワイトゴールド製の針とのコントラストも非常に美しく、視認性と高級感を高次元で両立しています。
ケース素材には、パラジウム含有量を高めた独自のホワイトゴールドを採用。
ロジウムメッキに頼らず自然な白さを実現しており、長期使用後の再研磨にも優れる実用的な仕様となっています。

 

マリンクロノメーターを受け継ぐダイヤルデザイン

 

セネタ・クロノメーターのダイヤルは、歴史的マリンクロノメーターのレイアウトを忠実に再現しています。
6時位置のスモールセコンド、12時位置のパワーリザーブ表示、大ぶりなローマ数字インデックス、レイルウェイミニッツトラック、そして洋梨型の針。
これらは単なる装飾ではなく、“瞬時に正確な時刻を読み取る”ために生まれた機能的デザインです。
特に印象的なのが、12時位置のローマ数字「XII」の処理でしょう。
パワーリザーブ表示が数字を避けるように配置されているため、「XII」は完全な形で残されています。
こうした細かな配慮によって、クラシカルな均整感が美しく保たれています。
また、パワーリザーブ表示内にはデイ/ナイト表示も搭載。午前6時と午後6時でカラーが切り替わるため、日付調整時の昼夜判別にも役立ちます。

 

グラスヒュッテ・オリジナルを象徴するパノラマデイト

 

3時位置にはブランドを象徴する「パノラマデイト」を配置。
この大型日付表示は、深夜0時ちょうどに切り替わるジャンピングデイト仕様となっています。
最大の特徴は2枚の日付ディスクを同一平面上へ配置する独自構造です。
一般的なビッグデイトのような中央の仕切り線が存在せず、非常に美しく視認性の高い表示を実現しています。

 

Cal.58-01 ― 真価はムーブメントに宿る

 

セネタ・クロノメーター最大の魅力は、やはり搭載ムーブメント「Cal.58-01」にあります。
このムーブメントには“極めて正確な時刻合わせ”を実現する独自機構が搭載されています。
リューズを引くと秒針は瞬時に0位置へ戻り停止。
同時に分針が次のジャストミニット位置へ移動します。

その後、時刻合わせ中も分針は各分位置でしっかり停止するため、秒と分を完全に同期させた状態で時刻設定が可能となっています。
まさに、マリンクロノメーターの思想を現代の腕時計へ落とし込んだような機構です。
さらにリューズ操作時には、1分ごとに小気味良いクリック感が指先へ伝わり、精密機械を操作している感覚を強く味わうことができます。

 

まとめ

 

セネタ・クロノメーターは、単なるクラシックウォッチではありません。
そこには、グラスヒュッテが長年培ってきた“高精度時計製造”の歴史と思想が詰め込まれています。
クラシカルでありながら現代的。
高精度でありながら工芸品のような温かみも持つ。
そして何より、このモデルにはドイツ時計ならではの実直な美しさがあります。

Glashütte Original を語る上で欠かすことのできない一本として、セネタ・クロノメーターは今なお特別な存在であり続けています。

時計選びの際には、ぜひドイツ時計もチェックしてみて下さい。

 

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記事:佐野

皆様こんにちは。

 

 

ISHIDA表参道の佐野でございます。

 

 

本日は「イギリス時計製造の歴史」についてご紹介します。

 

 

時計産業と言えば、スイスやドイツを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし実は現代機械式時計の基礎となる数々の重要技術は、イギリスで生み出されました。

 

レバー脱進機、自動巻き腕時計、マリンクロノメーター、そしてコーアクシャル脱進機――。

 

時計史を大きく変えた革新の数々に、英国時計師たちの存在があります。
さらに現在では、英国時計は“復活”とも言える大きな転換期を迎えています。

本日は、そんな英国時計史を初期時計製造から現代のブランドまでご紹介致します。

 

■イギリス時計産業の始まり


トーマス・トンピオン

生涯に高品質な約650個のクロックと約5500個のウォッチを製作し、「イギリスの時計製作の父」と評価されている

 

イギリス時計製造の歴史は16世紀後半まで遡ります。
その初期を代表する人物が、トーマス・トンピオンです。
“英国時計学の父”とも呼ばれる彼は、17世紀にヒゲゼンマイを搭載した初期懐中時計を製作したことで知られています。
当時の時計精度は非常に低く、1日に1時間以上ズレることも珍しくありませんでした。
しかしヒゲゼンマイとテンプを組み合わせた調和振動子の誕生によって、誤差は数分単位まで大きく改善されます。
この技術革新は、後の機械式時計発展における極めて重要な転機となりました。
なお、ヒゲゼンマイの発明には ロバート・フック や クリスティアーン・ホイヘンス など、当時の著名科学者たちも関わっていたとされています。
つまり時計製造は、単なる工芸ではなく、“最先端科学”そのものでもあったのです。

 

シリンダー脱進機と薄型懐中時計の発展

シリンダー脱進機

 

1695年、トンピオンはシリンダー脱進機の改良にも成功します。
従来主流だったヴァージ脱進機は構造上どうしても厚みが出てしまいましたが、シリンダー脱進機はよりコンパクトな設計を可能にしました。
これにより18世紀には、ファッション性を意識した薄型懐中時計が流行していきます。
またイギリスでは懐中時計専用ポケットを備えたウェストコート文化も発展しました。
キング・チャールズ2世が導入したウェストコートは、後のスリーピーススーツ文化にも繋がっていきます。
つまり現在の懐中時計スタイルや“時計を身に着ける文化”そのものにも英国文化が深く関わっております。

 

■ 現代機械式時計の基礎「レバー脱進機」

レバー脱進機

 

1755年頃、イギリス時計史最大級の発明が誕生します。
それがトーマス・マッジによる「レバー脱進機」です。
現在でもほぼ全ての機械式時計に採用されているこの機構は、

 

・摩擦が少ない
・精度が高い
・耐久性に優れる

 

という特徴を持っていました。
従来のシリンダー脱進機は金属同士が常に接触していたため摩耗が大きな課題でしたが、レバー脱進機は必要最小限の接触のみで動力を伝える構造を採用。
これによって時計精度と耐久性は飛躍的に向上します。
現在の機械式時計の“心臓部”とも言える技術がイギリスで誕生したという点は非常に興味深いポイントです。

 

世界を変えたマリンクロノメーター

1735年に製作された ぜんまい式の航海時計 H‐1(ハリソン第一号)

 

18世紀、イギリスは“経度問題”という国家的課題に直面していました。
当時の航海では緯度測定は比較的可能だった一方、東西方向を示す経度測定は極めて困難でした。
1707年には、経度計算ミスによってイギリス海軍艦隊が座礁し、1,400人以上が犠牲となる大事故も発生します。
これを受け、イギリス政府は経度問題解決へ巨額懸賞金を提示。
その課題へ挑んだのが、時計師ジョン・ハリソンでした。

1735年、彼は“H1”航海用時計を完成。
さらに改良を重ねた“H4”は、大型懐中時計型クロノメーターとして極めて高い精度を実現しました。
後にジョン・アーノルドらが技術を発展させ、マリンクロノメーターは世界航海・貿易・探検を大きく変える存在となっていきます。

 

“正確な時間を知る”という技術が、世界地図そのものを変える事になっていきます。

 

【関連記事】グリニッジ標準時(GMT)の歴史と、現代に息づくGMTウォッチ

 

ジョージ・ダニエルズという伝説

 

現代英国時計史最大の巨匠とも言えるのが、ジョージ・ダニエルズ です。
彼は20世紀で初めて、“時計を完全手作業で一から製作した時計師”として知られています。

 

ケース、文字盤、針、ムーブメント――。

 

そのほぼ全てを自ら製作する「ダニエルズ・メソッド」は、現在でも伝説的存在です。
さらに1976年、彼は「コーアクシャル脱進機」を発明しました。
これは従来のレバー脱進機が抱えていた摩擦問題を大きく改善した画期的機構であり、現代機械式時計史最大級の発明とも言われています。
現在では Omega が量産化に成功し、多くの主力モデルへ採用しています。

 

【関連記事】OMEGAのコーアクシャル脱進機のお話|仕組み・メリットを分かりやすく解説

 

Roger W. Smithという現代英国時計の頂点

 

ジョージ・ダニエルズ唯一の正式弟子が、Roger W. Smith です。
彼のブランド Roger W. Smith では、現在でも極めて伝統的な手作業中心の時計製作が続けられています。
年間生産本数はわずか15〜20本程度。
ケース、文字盤、針まで自社製造し、最新世代コーアクシャル脱進機を搭載しています。
2023年には代表作「Pocket Watch 2」が約486万ポンドで落札され、英国時計史上最高額記録を更新しました。

 

まさに現代英国独立時計製作の頂点と言える存在です。

 

現代英国時計ブランドの魅力

 

21世紀に入り、機械式時計人気が再び高まる中でイギリスでも新たな時計ブランドが次々と誕生しました。
現在では英国は、ヨーロッパにおける新興時計製造拠点のひとつとして注目される存在となっています。
その中心的ブランドのひとつが「Bremont(ブレモン)」です。

ブレモンは2002年、ニック・イングリッシュとジャイルズ・イングリッシュの兄弟によって創業されました。
ブランド誕生の背景には、父親を飛行機事故で亡くしたという悲しい出来事があります。
兄弟、そして父親も含め、一家は熱心な航空愛好家でありパイロットであり、彼らは父への敬意を込め“航空の世界観を持つ時計ブランド”としてブレモンを立ち上げるに至りました。

パイロットウォッチ、フィールドウォッチ、ダイバーズウォッチなど、“Air・Land・Sea”をテーマに幅広いコレクションを展開しています。

さらに2021年には、イングランド・オックスフォードシャー州ヘンリー・オン・テムズに大規模製造施設「The Wing」を完成。
約35,000平方フィートにも及ぶこの施設は、現代英国時計製造復興の象徴とも言える存在です。
伝統的な英国時計文化を継承しながら、現代的な実用性やストーリー性も取り入れる――。

ブレモンは、まさに“21世紀英国時計界を代表するブランド”のひとつと言えます。

 

■まとめ

 

イギリス時計史は、単なる“過去の栄光”ではありません。
レバー脱進機、マリンクロノメーター、自動巻き、コーアクシャル脱進機――。
現代機械式時計を支える重要技術の数々が、英国時計師たちによって生み出されてきました。
そして現在もなお、ロジャー・W・スミスをはじめとする時計師たちが、その精神を受け継いでいます。
スイス時計とはまた異なる、“個人時計師文化”や“実用工学としての美学”を感じられるのも英国時計の大きな魅力です。

 

ぜひ今後、時計選びの際には“イギリス時計”という視点にも注目してみて下さい。

 

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本日は、2026年に発表されたオメガの注目作「コンステレーション オブザーバトリー」をご紹介いたします。

 

 

 

今回の新作は、単なる新しいコンステレーションではありません。
オメガの歴史と最先端技術、その両方を象徴する非常に特別なコレクションとなっています。
1952年に誕生したコンステレーションはオメガを代表するクロノメーターモデルとして長い歴史を持つシリーズです。

 

1952年、オメガの高精度時計の象徴として誕生した「コンステレーション」

 

中でも1950年代の“パイパンダイアル”モデルは、ヴィンテージオメガを象徴する存在として今なお高い人気を誇ります。
そして今回の「コンステレーション オブザーバトリー」では、そのクラシックなデザインコードが現代的に再構築されています。

 

 

ケースサイズは39.4mm。
独特の“ドッグレッグラグ”を採用し、ヴィンテージ感を残しながらも現代的な装着感を実現しています。
さらに、立体感のあるパイパンダイアルも復活。
外周のギヨシェ装飾やカイトシェイプの針・インデックスなど、細部まで非常にクラシカルな雰囲気に仕上げられています。

 

 

素材展開も非常に豊富で、O-MEGASTEELモデルをはじめ、ムーンシャイン™ゴールド、セドナ™ゴールド、カノープス™ゴールド、さらにはプラチナゴールド仕様までラインナップ。
クラシックなデザインでありながら、素材によって全く異なる表情を楽しめる点も魅力です。

そしてこのモデル最大の注目ポイントが、“世界初の2針マスター クロノメーター”であるということ。
通常、高精度認定を受けるクロノメーターには秒針が備わるのが一般的ですが、本作はあえてセンターセコンドを持たない2針仕様を採用しています。
それにも関わらず、オメガはこの時計をマスター クロノメーター認定へ到達させました。
その背景にあるのが、新たに設立された「ラボラトワール・ド・プレシジョン」です。

 

新たに設立された「ラボラトワール・ド・プレシジョン」

 

ここでは従来のように一定時間ごとに精度を測定するのではなく、脱進機の振動音を連続的に解析する“連続音響分析”を導入。
25日間にわたり、時計の1振動ごとの動きを記録し続けながら、温度・姿勢差・磁場・気圧などの環境変化も同時に分析しています。
これにより、“平均精度”だけではなく、「常に安定して高精度を維持できるか」を極めて高いレベルで検証できるようになりました。
また、15,000ガウスという圧倒的な耐磁性能や、防水性能・パワーリザーブ検証なども含め、完成状態の時計そのものを厳格にテストしている点も大きな特徴です。
つまり今回の「コンステレーション オブザーバトリー」は、単なる新作ではなく、“機械式時計の精度基準そのものを進化させたモデル”とも言えるでしょう。

 

クラシックなデザイン。
シンプルな2針表示。

その内部には、オメガ最先端の技術と精度思想が詰め込まれています。
過去への敬意と未来への挑戦。
その両方を感じさせてくれる、非常に魅力的な一本です。

 

今後の入荷情報もぜひご期待下さい。

 

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本日は腕時計に欠かせないパーツのひとつ、「風防(クリスタル)」についてご紹介いたします。

 

ケースやムーブメントに注目が集まりがちな腕時計ですが、実際に最初に目へ飛び込んでくるのは“風防越しの文字盤”です。

風防は単なる透明なカバーではなく、文字盤やムーブメントを守りながら時計の表情や視認性にも大きく関わる重要な存在となっています。
現在の腕時計では、主に

 

・アクリル風防
・ミネラルガラス
・サファイアクリスタル

 

の3種類が使用されています。
今回はそれぞれの特徴や魅力を簡単にご紹介いたします。

 

■アクリル風防 ― ヴィンテージならではの味わい

 

1950〜70年代頃のヴィンテージウォッチで多く採用されていたのがアクリル風防です。
軽量で割れにくく、独特の柔らかな反射やドーム形状が魅力の素材で、現在でもクラシカルなモデルに採用されることがあります。
また、小傷であれば研磨によって整えやすい点も特徴です。
実際、 Omega Speedmaster Moonwatch に採用されている“ヘサライト”もこのアクリル風防の一種として知られています。
一方で、傷が付きやすく長年使用すると曇りや黄ばみが出やすいという側面もあります。
しかし、その経年変化を“味”として楽しめるのもアクリル風防ならではの魅力と言えるでしょう。

 

■ミネラルガラス ― 実用性とのバランス型

 

ミネラルガラスは現在でも幅広い価格帯の時計で採用されている実用性重視の素材です。
アクリル風防より傷に強く、サファイアクリスタルほど高価ではないためコストと耐久性のバランスに優れています。
また、サファイアよりやや柔軟性があるため衝撃への強さという点でも扱いやすい素材です。
代表例としてはSeiko の「ハードレックス」が有名です。
特殊加工によって耐久性を高めた強化ガラスで、スポーツモデルなどにも幅広く採用されています。

 

■サファイアクリスタル ― 現代時計のスタンダード

 

現在、高級時計を中心に最も広く採用されているのがサファイアクリスタルです。
モース硬度9という非常に高い硬度を持ち、日常使用ではほとんど傷が付きにくい点が最大の特徴です。
また、透明度にも優れており、無反射コーティング(ARコーティング)を組み合わせることで、まるで風防が存在しないかのような視認性を実現するモデルも存在します。
近年ではドーム型やボックス型などヴィンテージテイストを再現した加工も増えており、実用性とデザイン性を兼ね備えた素材として高い支持を集めています。

 

一方で非常に硬い反面、強い衝撃では欠けや割れが発生する場合がある点には注意が必要です。

 

■風防にもブランドの思想が宿る

 

近年ではARコーティングや特殊強化ガラスなど、風防技術も大きく進化しています。
さらにスマートウォッチ分野では「Gorilla Glass」のような新素材も登場し、時計業界の素材開発は今なお進化を続けています。
時計の風防は単なる保護パーツではありません。

 

“どんな環境で使うのか”
“どんな見え方を目指すのか”
“どんな雰囲気を演出したいのか”

 

そうしたブランドの思想や哲学が詰め込まれた重要なディテールです。
普段何気なく見ている風防にも実は長い歴史と技術革新が詰まっています。

 

ぜひ次回時計をご覧になる際は文字盤だけでなく、その“透明な存在”にも注目してみてください。

 

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本日はG-SHOCKの最高峰ラインMR-Gより、日本の美意識と先進技術が融合した特別な一本をご紹介いたします。

 

MRG-B2100D-2AJR ¥572,000(税込)

 

本作は、山形の静かな森に佇む歴史ある五重塔の荘厳な姿から着想を得て誕生しました。

その世界観を象徴しているのが日本の伝統色「縹色(はなだいろ)」で仕上げられたダイアルです。

深みのあるブルーは光の加減や角度によって豊かな表情を見せ、まるで朝霧がたなびく風景のような奥行きと静けさを感じさせてくれます。

 

 

ダイアルデザインには日本建築の伝統技法である「木組」からインスピレーションを受けた格子構造を採用。

繊細な凹凸と緻密なパターンが織りなす美しさは単なる装飾にとどまらず、ソーラー発電に必要な光を取り込むという機能面にも貢献しています。

細部に至るまで高い精度で作り込まれており、日本のものづくりの奥深さを感じていただけます。

 

 

外装においてもMR-Gらしい徹底したこだわりが光ります。

ベゼルは複数のパーツで構成され、それぞれに丁寧な研磨を施すことで歪みのない美しい鏡面を実現。

ブレスレットに至るまで統一感のある仕上がりとなっており、腕元での存在感は格別です。

さらに耐摩耗性を高める処理も施されており、この美しさを長く維持できる点も魅力です。

 

 

また、使用されている素材にも注目です。

高い硬度と優れた輝きを兼ね備えた先進合金を採用することで、タフネスと高級感を高いレベルで両立。

日常使いにおいても安心してご愛用いただける実用性と、所有する満足感をしっかりと満たしてくれる一本に仕上がっています。

 

 

G-SHOCKという枠を超え、日本の伝統美と最先端技術を体現した“作品”とも言えるこのモデル。

写真では伝わりきらない質感や存在感を、ぜひ実際にご覧いただきたい一本です。

 

気になられた方は、ぜひ店頭にてその魅力をご体感ください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

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本日ご紹介するのは、RessenceとMarc Newsonによる特別なコラボレーションモデル「Type 3 MN」です。

 

 

2010年の創業以来、“機械式時計の在り方”そのものを再定義してきたレッセンス。
従来の枠にとらわれず、「時間をどのように感じるか」という体験価値を追求してきたブランドです。
そこに加わったのがインダストリアルデザイン界を代表するマーク・ニューソン。
家具や航空機の内装、さらにはAppleのプロダクトに至るまで、数多くの名作を手がけてきた存在です。
本作は、そんな両者の思想が高いレベルで融合した一本。
触感に訴えるエルゴノミクス、無駄を削ぎ落とした造形美、そして機械としての純粋な表現。
これらが一体となり、極めて完成度の高いプロダクトへと昇華されています。

 

◾️ 有機的フォルムと革新的構造

 

 

外観でまず印象的なのは、滑らかで有機的なケースデザインです。
Ikepodを想起させる“ペブル(小石)のような造形”を感じさせつつ、レッセンスらしい独自性がしっかりと息づいています。
45mmのグレード5チタンケースは、2つの完全密閉チャンバーで構成。
上部には約4.15mlのオイルが充填され、下部には機械式ムーブメントを搭載しています。
さらに、ダブルドーム型サファイアクリスタルはケースと滑らかに一体化し、ガラスと外装の境界を感じさせない仕上がりに。
従来の“時計のケース”という概念を超え、ひとつの完成されたオブジェとして成立しています。
スペック上は厚さ15mm・約95gと存在感がありますが、ラグを排した構造により装着感は非常に自然。
手首に沿うようなフィット感は、数値以上の快適さを実現しています。

 

◾️ 視覚体験を変えるダイヤル機構

 

このモデルの核心とも言えるのが、レッセンス独自のROCS 3.6です。
従来の針を用いず、湾曲したチタンディスクが軌道を描くように回転することで時間を表示。
DLCおよびPVDコーティングが施されたディスクには、ブルーとグリーンのスーパールミノバが充填され、4つのサテライト上に配置されています。
表示は時・分に加え、ランニングセコンド、曜日、日付、さらにはオイル温度まで網羅。多機能でありながら、視覚的には非常に洗練されています。
そして最大の特徴は、その“見え方”です。
オイルで満たされた上部構造により光の屈折が抑えられ、ダイヤルがサファイアクリスタル直下に浮かんでいるかのような独特の視覚体験を生み出します。

 

◾️ カラーとディテールに宿るニューソンの美学

カラーリングには、マーク・ニューソンの哲学が色濃く反映されています。
セラドングリーンを基調に、グレーやブラック、そしてアクセントのイエローを組み合わせた配色は、控えめでありながら確かな個性を放ちます。
彼の過去のプロダクトに通じる一貫した美意識が感じられるポイントです。
また、ドーム状に仕上げられたミニマルな針の造形も印象的。
全体の流れるような視認性を損なうことなく、自然にデザインへ溶け込んでいます。

 

◾️ 機械と光学を融合する独自ムーブメント

 

内部には、レッセンス独自のモジュラー構造を採用。
ベースにはカスタマイズされたETA 2824を搭載し、その上にROCSモジュールを磁力で連結しています。
機械式の下部と、オイルを用いた表示機構の上部が完全に分離されながら、磁気によって同期する構造は非常にユニークです。
さらに、オイルの熱膨張による圧力変化を吸収するベローズ機構も備え、安定した動作を実現。
操作はケースバックで行うためリューズは存在せず、外観のミニマルさが徹底されています。
毎時28,800振動、約36時間のパワーリザーブと、実用性も十分に確保されています。

 

◾️ まとめ:完成度という価値を求める方へ

 

「Type 3 MN」は、単なるデザインウォッチではありません。
機構、視覚、触感、そのすべてにおいて一切の妥協なく設計された、“体験としての時計”です。
デザインと機能が切り離されることなく、完全に一体化している点こそ、このモデルの本質と言えるでしょう。
“整合性の美しさ”に価値を見出す方へ、お勧めの1本です。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

ISHIDA表参道
電話番号 : 03-5785-3600
メール : omotesando@ishida-watch.com
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記事:佐野

 

皆様こんにちは。

 

 

ISHIDA表参道の佐野でございます。

 

 

本日はCASIOより発表された、特別なコラボレーションモデルをご紹介いたします。

 

◾️ コカ・コーラ140周年を祝う、記念モデルが登場

 

コカ・コーラの140周年を記念して誕生した本作は、世界中で愛され続けるブランドの魅力をG-SHOCKならではのタフネスとデザインで表現した一本です。
ベースには八角形フォルムで人気を博す「GA-2100」シリーズを採用。
薄型かつ軽量でありながら高い耐久性を誇るこのモデルに特別な意匠が施されています。

 

◾️ アイコニックなボトルを想起させるデザイン

 

ベゼルとバンドには、コカ・コーラを象徴する“コンツアーボトル”を思わせるカラーリングを採用。
どこか懐かしさを感じさせるトーンが腕元にさりげない個性を添えてくれます。

 

 

さらに、9時位置の曜日表示の小針や遊環部分にはボトルモチーフをあしらい、細部にまで遊び心を感じさせる仕上がりに。
単なるカラーコラボにとどまらないストーリー性のあるデザインが魅力です。

 

◾️ ディテールに宿る“コークらしさ”

 

ダイアルにはコーラの爽快感を思わせる炭酸の泡をイメージしたグラフィックをプリント。
視認性を確保しながらも、しっかりとテーマ性を感じさせる演出がなされています。
また裏蓋には王冠をモチーフとした刻印を施すなど、特別モデルならではのこだわりも見逃せません。
細部まで抜かりなく作り込まれた一本です。

 

◾️ 記念モデルにふさわしい特別仕様

本モデルはコラボレーションを祝う専用パッケージとともにご用意。
開封の瞬間から特別感を味わえる仕様となっております。

 

モデル詳細
・品番:GA-2100CC-3AJR
・価格:27,500円(税込)
・予約開始:5月1日
・発売予定:5月15日

 

ポップカルチャーと時計が融合した、今しか手に入らない特別な一本。
コレクションとしてはもちろん日常使いのアクセントとしてもおすすめです。
気になる方は、ぜひお問い合わせ下さい。

 

【過去記事】スマートウォッチの原点? CASIOが生み出した”時代を先取りしすぎた腕時計”

 

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記事:佐野

皆様こんにちは。

 

 

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世界最大級の時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」が閉幕し、今年も時計業界における新たな潮流が見えてきました。
65ものブランドが一堂に会した今回の展示会では、伝統への深い敬意と、素材開発やムーブメント設計における革新性という、業界が持つ二つの側面が強く印象に残ります。

 

 

極薄トゥールビヨンといった高度な技術の追求に加え、一体型ブレスレットの再評価、さらには“時刻表示のみ”という枠の中で極限まで複雑性を高めたユニークピースの登場など、発表された数々の新作は今後のトレンドを占ううえでも非常に見応えのある内容となりました。

本記事では、「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」で特に印象的だったモデルをいくつかピックアップし、その魅力をご紹介いたします。

 

◾️Vacheron Constantin

 

 

オーヴァーシーズ・オートマティック・ウルトラシン Cal.2550

 

約7年の歳月をかけて開発された本作は、Vacheron Constantinの技術力と美意識が結晶した一本です。
かつて高い評価を得たキャリバー1120の系譜を受け継ぎつつ、新たに誕生したキャリバー2550はわずか約2.4mmという驚異的な薄さを実現。

 

 

マイクロローターやダブルバレルを採用しながら、約80時間のパワーリザーブを確保しています。
プラチナケースにサーモンダイヤルを組み合わせたその姿は、クラシックでありながら現代的。まさにジェントルマンウォッチの理想形と言える仕上がりです。

 

 

ヒストリーク・アメリカン 1921

 

1921年にアメリカ市場向けに誕生したドライバーズウォッチをルーツに持つ、アイコニックなモデル。
クッション型ケースと、45度傾けられたダイヤルという独創的な設計は、ハンドルを握ったままでも視認性を確保するためのもの。
今回の新作では、ピンクゴールドケースに粒感のあるシルバーダイヤルを組み合わせ、クラシックに遊び心を添えた一本に仕上がっています。

 

 

オーヴァーシーズ・デュアルタイム “カーディナルポイント”

 

コレクション誕生30周年を記念して登場した、旅をテーマにしたデュアルタイムモデル。
北・南・東・西を象徴する4色のダイヤルとチタンケースの組み合わせにより、軽量かつ実用性の高い仕上がりとなっています。
自社製キャリバー5110 DT/3を搭載し、第2時間帯表示やAM/PM表示など、実用機能も充実。
ブランドの新たな方向性を感じさせる意欲作です。

 

 

◾️Grand Seiko

 

 

Spring Drive SBGZ011

 

Grand Seikoのマスターピースコレクションに加わった本作は、信州・蓼科大滝の情景をダイヤルで表現したモデルです。
手彫りによる繊細なパターンは、水の流れを思わせる美しさ。プラチナケースとザラツ研磨が生み出す光の表情も魅力です。

 

 

搭載されるキャリバー9R02は約4mmという薄さを実現しながら、約84時間のパワーリザーブを誇ります。

 

Spring Drive SLGB006

 

サンピラー(太陽柱)という幻想的な自然現象から着想を得た限定モデル。
漆黒のダイヤルに散りばめられたゴールドの粒子が、氷晶の輝きを見事に表現しています。
新たにU.F.A.規格を取得したキャリバー9RB2は、年差±20秒という高精度を実現。
美しさと実用性を高次元で融合させた一本です。

 

 

◾️H. Moser & Cie

ストリームライナー

 

H. Moser & Cieが提案する新たなサイズ感。
34mmと28mmというコンパクトなケースながら、自動巻きムーブメントを搭載。
ロゴやインデックスを排したミニマルなデザインに、フロステッド仕上げのダイヤルが静かな個性を添えます。
“分かる人には分かる”ブランド哲学が凝縮されたモデルです。

 

◾️IWC

 

 

ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー “セラルーム”

 

IWCによる革新的な素材表現が際立つ一本。
セラミックとスーパールミノバを融合させた「セラルーム」により、ケース全体が発光するという前例のない仕様を実現。

 

 

昼はモノトーン、夜は鮮烈なブルーへと変化する表情が魅力です。
自社製キャリバー52616は約7日間のパワーリザーブを誇り、複雑機構を安定して駆動します。

 

■総括|2026年のトレンド

 

今回の「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」を通して見えてきたのは、以下の大きな潮流です。

 

・薄型化と高性能の両立
・自然や現象を表現するダイヤルデザイン
・ミニサイズの再評価
・素材技術の革新
・ヘリテージモデルの現代的再解釈

 

各ブランドがそれぞれのアプローチで“らしさ”を追求しながら、新たな価値を提示している点が非常に印象的でした。
2026年の時計業界は、伝統と革新がこれまで以上に高い次元で融合していく年になると言えるでしょう。

 

今後の入荷や実機のご案内にも、ぜひご期待ください。

 

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本日はクロノスイスの「スモールセコンド」コレクションをご紹介いたします。

 

 

◾️本質へと立ち返った、新たなクロノスイス

 

これまでのクロノスイスといえば、レギュレーター表示や華やかな装飾を特徴とする、強い個性を持ったブランドという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回登場したスモールセコンドはそのアイコン的存在である「ストライク・ツー」シリーズをベースにしながらも、表示を時・分・秒へとシンプルに再構築。
いわば“引き算の美学”によって、新たな魅力を引き出したコレクションです。
シンプルでありながら決して平凡に終わらない——その絶妙なバランスこそが、このモデルの真価と言えます。

 

◾️SMALL SECOND DESERT

CH-8023.2-BRSI ¥1,650,000(税込)

 

本コレクションの中でも、特におすすめしたいのが「デザート」です。
砂丘の流れからインスピレーションを得たダイヤルは、レーザーエングレービングによる立体的な造形に加えナノプリントを幾重にも重ねることで、奥行きのある独特の表情を実現しています。
柔らかなトーンの中に光の当たり方で移ろう陰影が生まれ、静かでありながら確かな存在感を放ちます。
ブルー仕上げのアラビアインデックスとリーフ針にはスーパールミノバが施され、視認性も良好。
さらに、9時位置のスモールセコンドにはホワイトカラーの手彫りギョーシェを採用し、ダイヤル全体に美しいコントラストをもたらしています。
外周のシルバーカラーのミニッツリングが全体を引き締め、立体的なダイヤルデザインをより際立たせている点も見逃せません。
落ち着きと個性を兼ね備えた、非常に完成度の高い1本です。

 

SMALL SECOND BLUE ORBIT

CH-8023.2-BLSI ¥1,760,000(税込)

 

一方の「ブルーオービット」は、より装飾的な魅力を前面に押し出したモデルです。
ブルーのCVDコーティングが施されたダイヤルに、手作業によるギョーシェ装飾を組み合わせることで奥行きと輝きが共存する美しい仕上がりとなっています。
インデックスや針はシルバーカラーで統一され、洗練された印象に。
9時位置のスモールセコンドにはアズラージュ仕上げが施されており、繊細な放射模様が視線を引きつけます。
同じレイアウトでありながら「デザート」とは対照的な表情を持つ点もこのコレクションの魅力です。

 

◾️ケースとディテールに宿る“らしさ”

 

ケースは直径40mm、厚さ11.5mmという扱いやすいサイズ感。
17のパーツで構成されるステンレススチールケースは全面ポリッシュ仕上げが施され、クロノスイスの象徴とも言えるフルーテッドベゼルが美しく輝きます。
ドーム型サファイアクリスタルには両面無反射コーティングを採用し、視認性にも優れています。
さらにオニオンリューズや、緩やかにカーブを描くラグ、ネジ留め式のストラップ構造などブランドを象徴するディテールも健在。
シンプルな表示の中にも確かな個性が息づいています。

 

◾️ムーブメントが語る完成度

 

搭載されるのは、ラ・ジュー・ペレとの共同開発によるキャリバーC.6000。
タングステンローターを備えた自動巻きムーブメントで、約55時間のパワーリザーブと毎時28,800振動の安定した精度を実現しています。
ルテニウムコーティングが施されたムーブメントには、放射状のコート・ド・ジュネーブや繊細なエングレービングが施され、外装だけでなく内部においても高い完成度を誇ります。

 

◾️まとめ

 

クロノスイスのスモールセコンドはブランドの伝統をしっかりと受け継ぎながらも、“シンプル”という新たな価値観を提示したコレクションです。
中でも「デザート」は、その独自の質感と落ち着いた美しさによって日常にさりげない個性を添えてくれる1本。
ぜひ店頭にて、その魅力を直接ご体感ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております

 

【過去記事】クロノスイス ブランドヒストリー

【過去記事】クロノスイスが継承する伝統技法「ハンドギョーシェ」の魅力

【過去記事】アトリエ・ルツェルンの技術力

 

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