ISHIDA表参道 スタッフブログ

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皆様こんにちは。

 

ISHIDA表参道の佐野でございます。

 

本日は7/11に発売となる、キングセイコーの新作モデルをご紹介致します。

 

■ KING SEIKO「VANAC」

 

1972年、キングセイコーから誕生した「VANAC」は、鮮やかなカラーと個性的な多面形ケースで注目を集めました。
その大胆で革新的なデザインは、当時の常識を覆し、時計の新たな可能性を切り開いた存在として語り継がれています。

 


1972年に発売された、当時のVANAC

 

そして2025年。
50年の時を経て、かつての「VANAC」のスピリットを受け継ぐ新たなモデルが登場します。
クラシックな佇まいに、現代的なスポーティさと洗練を融合させた、まさに“新生VANAC”。
キングセイコーの伝統と革新を感じさせるモデルとなっております。

 

■ VANAC — “Tokyo Horizon”を映すダイヤルデザイン

 

新生「VANAC」のダイヤルは、“Tokyo Horizon”をイメージした水平ストライプのパターンが広がり、モダンで洗練された印象を与えます。

デザインコンセプトは東京に広がる壮大な地平線“Tokyo Horizon”

1970年代のオリジナル「VANAC」に着想を得た立体的な「インデックスリング」が特徴的で、分目盛りやルミブライトを配することで、視認性も高めています。

さらに、12時位置のインデックスと秒針には「VANAC」の頭文字「V」のモチーフがさりげなくデザインされ、細部までこだわりが感じられる仕上がりです。

 

7/11に発売される「VANAC」ぜひ店頭にてご覧下さいませ。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

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記事:佐野

皆様こんにちは。

 

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本日はボーム&メルシエの新作モデルが入荷致しましたのでご紹介致します。

 

■ RIVIERA CHRONOGRAPH 10827

 

今作はブラックとホワイトの美しいコントラストが印象的で、波模様が施されたホワイトダイヤルが、漆黒のフランジとカウンターによって一層引き立てられています。

ロジウム仕上げのローマ数字とインデックス、針にはホワイトのスーパールミノバが施され、昼夜を問わず視認性を確保。ムーブメントには信頼の「バルジュー7753」を搭載し、48時間のパワーリザーブと10気圧防水を備えています。

 

 

さらに、工具不要で簡単に付け替えが可能な堅牢なブレスレットシステムも魅力のひとつ。ライフスタイルやシーンに合わせて自由にスタイルチェンジが楽しめます。

 

【ブランド】ボーム&メルシエ
【シリーズ】RIVIERA CHRONOGRAPH 10827
【モデル名】M0A10827

 

このモデルは、人生を自らの手で描き、瞬間を大切にする紳士にふさわしい1本。
200年近い歴史を持つボーム&メルシエのクラフツマンシップと美意識が息づいております。

 

ぜひ店頭で、このクロノグラフの魅力をご体感ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

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皆様こんにちは。

 

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本日は、クロノスイスならではの文字盤製作についてご紹介致します。

 

【告知】7/7〜8/7 クロノスイスフェアを開催致します

 

■ 職人による手彫りのギョーシェ模様

 

現在、多くの時計で採用されているギョーシェ彫りは、機械加工や型押しによる装飾が一般的となっています。
しかし一部の高級時計ブランドでは、昔ながらの手作業によるギョーシェ装飾を今も大切に守り続けています。

クロノスイスのアトリエでは約100年前の貴重なギョーシェマシンが現役で活躍しており、”アーティスト”と称される熟練の職人が一つひとつ手作業で模様を彫り込んでいます。
曲線専用と直線専用、2種類のギョーシェマシンを使い分けることで、複雑で立体感のある美しいパターンを生み出しています。

 

■  100年の時を経て継承されている手動旋盤機

 

その繊細さゆえ、1日に仕上がる文字盤はわずか3〜4枚。

大量生産では決して味わえない、唯一無二の価値がそこには宿っています。

 

■ エナメル仕上げ モダンデザインの美学を引き立てる古代技法

 

クロノスイスはエナメルの仕上げも自社の工房で行います。
同ブランドの人気シリーズ「DELPHIS HORIZON」に採用されているエナメル仕上げは、古代エジプトにルーツを持つ伝統的な装飾技法です。
粉末状のガラスを金属の表面に溶かし込み、鮮やかなガラス質のコーティングを施しながら製作されます。

この技法は非常に繊細で、一つひとつの工程において、職人の高度な技術と精度が欠かせません。
絶妙な温度管理と手作業による仕上げが、美しく深みのある色彩と独特の艶を生み出しています。

 

■世界限定50本 DELPHIS HORIZON

 

熟練した職人の手作業によるギョーシェ彫りと、鮮やかなファイヤー・エナメルが見事に組み合わさったこのモデルは、

時計製造の伝統を大切にしながらも現代の美意識を巧みに取り入れたデザインが魅力です。

このタイムピースの心臓部には、クロノスイスが誇る最新のマニュファクチュール・ムーブメントを搭載。デジタル・ジャンピングアワー、レトログラード・ミニッツ、独立したスモールセコンドといった複雑機構を備え、精巧な動きを実現しています。

伝統と革新が息づくクロノスイスの特別なタイムピースを、ぜひ店頭でご体感ください。

 

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

 

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本日はクロノスイスの限定モデルが入荷致しましたのでご紹介致します。
Watches & Wonders 2025で発表された、世界限定100本のモデルでございます。

 

【告知】7/7〜8/7 クロノスイスフェアを開催致します

 

■ クロノスイス新作『PULSE One(パルス ワン)』

 

スイス・ルツェルンのアトリエで生まれたこのモデルは、最先端のデザインと職人技を融合させた「モダン・メカニカル」を体現するタイムピースです。

機械式時計の常識に挑み続けるクロノスイスは、「Watches & Wonders 2025」に向けてブランドのDNAを見つめ直し、
素材には軽量かつ高耐久のチタンケース(グレード5)を採用して、力強く現代的なデザインを実現しました。

 

■ PULSE ONE BLUE

 

【モデル名】CH-6823T-BLSI
【税込価格】¥2,585,000

 

■ PULSE ONE SAND

 

【モデル名】CH-6823T-BRSI
【税込価格】¥2,585,000

 

今作はブランド史上初となる、ケースと一体化したチタン製ブレスレットを採用。
ルツェルンのアトリエで生み出されたそのフォルムは、流れるような美しさと快適な装着感を両立し、フォルムと機能の究極のバランスを実現しています。

 

フェア期間中は豊富なラインナップをご用意しております。

ぜひ店頭でクロノスイスの魅力をご体感ください。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

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本日は、当店自慢のモデルの一つであるモリッツ・グロスマンのトレンブラージュをご紹介致します。

 

■手作業で仕上げられた文字盤

 

この時計の文字盤は卓越した技術を持つエングレーバーの手で、一つ一つ手作業で仕上げられています。
トレンブラージュとはフランス語で「震え」を意味し、専用工具を使い地板を細かく揺らすように彫る伝統技法です。

繊細で均一な模様を生み出すには、熟練した技と集中力が欠かせません。
手作業ならではの温もりが、時計に芸術的な表情を与えています。
文字盤の素材に使用ジャーマンシルバーは、歴史的なヴィンテージウォッチにも通じる独特の風合いを持っています。

 

■作業風景

 

こちらは実際の作業風景です。
文字盤製作は一つ一つ手作業で丁寧に仕上げられています。
そのため製作できる本数もごく僅か。完成にはかなりの年月を必要とします。
25年6月現在、注文後の納期はおよそ1年半〜2年と言われております。

 

■当店自慢の特注品のトレンブラージュ

 

当店のトレンブラージュは特別に製作を依頼した特注品となっております。
通常のケース素材はステンレスが採用されておりますが、こちらはホワイトゴールドです。
上品な輝きを放つケースに、繊細に仕上げられた文字盤とムーブメント。
これは正に芸術作品と言えます。

職人の手仕事が光るモリッツ・グロスマンの特注トレンブラージュ。
希少なホワイトゴールドケース仕様をぜひ店頭でご覧下さい。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

【関連記事】歴史に埋もれた偉大な時計師 モリッツ・グロスマンのお話

【関連記事】モリッツ・グロスマンの時計製作

 

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本日はOMEGAと宇宙のお話についてご紹介致します。

 

■宇宙探査とともに歩んできた「スピードマスター」

OMEGAの「スピードマスター」は、50年以上にわたり宇宙飛行士や各国の宇宙機関から信頼を集め、数々の宇宙ミッションで活躍してきました。
1969年7月、人類が初めて月面に降り立ったその瞬間に着用されていたのもスピードマスター。
以来、このモデルは“月に行った時計”として、世界で最も象徴的なクロノグラフのひとつとなっています。

■1962年 宇宙への第一歩

1962年10月3日、宇宙飛行士ウォルター・シラーは「マーキュリー計画」のミッションで自身のスピードマスターを装着して宇宙へ飛び立ちました。
この時、OMEGAの時計は初めて宇宙空間へとその足跡を刻みました。

■1964年 NASAからの招集

1964年、NASAは宇宙ミッションに使用する腕時計型クロノグラフの選定に向けて、複数の時計メーカーに見積もりを依頼しました。
OMEGAもその時選考に加わった4社のうちのひとつでした。

■1965年 NASA公式採用のクロノグラフ

スピードマスターはNASAの厳格なテストを経て、「すべての有人宇宙飛行に適している」と正式に認定されました。
そして同年3月23日、ジェミニ3号のミッションで初めて公式時計として宇宙へ旅立つこととなったのです。

 

■1969年 ムーンウォッチの誕生

1969年7月21日、人類が初めて月面に足を踏み入れた歴史的瞬間。
スピードマスターは「ムーンウォッチ」としてその名を刻むこととなりました。

■1970年 トラブルを支えた時計

1970年4月、トラブルに見舞われたアポロ13号の宇宙飛行士たちは、地球への帰還を果たすためにスピードマスターを使ってエンジン噴射の正確なタイミングを手動で計測。
その冷静な判断とともに、スピードマスターもまた歴史に残るミッションを支えました。

■1972年 月に刻まれた人類の足跡

アポロ16号ではチャールズ・デューク飛行士が、月面に家族の写真を残しました。
そして続くアポロ17号では、船長ジーン・サーナンが人類最後の足跡を月に刻みました。

■1975年 宇宙で交わされた歴史的な握手

1975年7月、アメリカのアポロ宇宙船とソビエトのソユーズが宇宙空間でドッキング。
冷戦時代における象徴的な協力の瞬間、両国の宇宙飛行士たちの腕にはいずれもONEGA スピードマスターが装着されていました。

■スピードマスターの過酷な試練

1964年、NASAは宇宙用クロノグラフ選定のため、複数の時計メーカーから提供されたモデルに対し、時計が壊れることを厭わない過酷なテストを実施しました。
その厳しい試験を最後まで耐え抜き、唯一合格を果たしたのがスピードマスターでした。

■新たな世代へ受け継がれるムーンウォッチ

現行のスピードマスターは、アポロ11号の宇宙飛行士が着用した第4世代のデザインを受け継ぎながら、
最新の技術でアップデートされたものとなっております。

宇宙の過酷な環境を耐え抜き、数々の歴史的瞬間を支えてきたスピードマスター。
その確かな信頼性と美しいデザインを、ぜひ店頭でご覧ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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皆様こんにちは。

 

ISHIDA表参道の佐野でございます。

 

本日はモリッツ・グロスマンの時計製作についてご紹介致します。
グロスマンの時計はどれも、丹念な手作業と細部にまで宿る美意識によってまさに芸術品の域に達した逸品です。

 

■見えない部分にも宿るこだわり ― 面取り加工

 

ムーブメントの内部にあるパーツのひとつひとつに対しても、グロスマンは一切の妥協を許しません。
たとえ完成後に見えなくなる部位であっても、すべてのエッジは木製の回転盤や職人の手作業により丹念に面取りされます。
その後、何度も磨き上げることで、銀白色に輝く繊細かつ上質な表情を生み出します。
エッジの角度と幅を均一に揃えるには、卓越した技術と長年の経験に裏打ちされた目測が不可欠。
見えない部分にこそ真の価値が宿る――そんなグロスマンの哲学が感じられる技法です。

 

■テンプの精密な調整と美しい仕上げ

 

ムーブメントの心臓部であるテンプには、組み立て前に綿密なバランス調整が施されます。
必要に応じてテンワ(テンプの輪)の縁にある微細な穴の周囲を丁寧に削り、重さのバランスを均等に整えていきます。
その後、縁の部分は面取り加工によって美しく整えられ、表面とエッジには光沢のあるポリッシュ仕上げが施されます。
さらに、テンプアームにはグロスマンらしい雲のような装飾模様が加えられ、機能美と芸術性が融合した姿に。
完成したテンプは、まさに一点物のような存在感を放ちながら、慎重にムーブメントへと組み込まれていきます。

 

■グロスマン独自のテンプ受けと精密調整機構

 

モリッツ・グロスマンの懐中時計の伝統を受け継ぎ、段差を持たせた片持ち式テンプ受けには特別なマイクロメータースクリューが組み込まれています。
この繊細な調整ネジは、ヒゲゼンマイの長さを微細に調整するために使われており、時計の精度向上に大きく貢献しています。

 

■美しさと機能を両立させたテンプ受けの仕上げ

 

段差式テンプ受けは、多彩な技法で丁寧に装飾されており、滑らかに流れるような面取り部分は艶やかな輝きを放ちます。
さらに、段差やスクエア形状の調整ネジといった細かなパーツも隅々まで磨き上げられ、上品な光沢を纏います。
細部にわたる仕上げは、存在感を際立たせる手彫りの花模様と調和し、深みのある美しさを醸し出しています。

 

■手彫りの美とジャーマンシルバーの伝統構造

 

モリッツ・グロスマンのムーブメントの特徴である「3分の2プレート」は、テンプの輪郭に沿ったアーチ型の切り欠きが印象的です。
ブランド名は、ひと文字ずつ丁寧に職人の手で彫り込まれ、唯一無二の存在感を放ちます。
プレートとテンプ受けには、あえて表面加工を施していないジャーマンシルバーを採用。
ガンギ車受けやテンプ受け、3分の2プレートに施された精緻な手彫り装飾は、グロスマンの妥協なき品質へのこだわりを象徴しています。

 

■立体的に浮かび上がるゴールドシャトン

 

盛り上がりのあるゴールドシャトンには、ホワイトサファイアの受け石をセット。
さらに針と同じく焼き戻しによってブラウンバイオレットに発色させたスチール製の平型ネジを使用しています。
この繊細なディテールが、ムーブメントに独特の深みと気品を与えています。

 

■3段のサンバースト模様による立体的な輝き

 

角穴車には3段にわたるサンバースト模様が施されており、深みのある洗練された立体感を生み出しています。
この伝統的な装飾技法を忠実に再現するために、最新の仕上げ技術が駆使されています。

 

■歴史を感じさせる支柱構造

 

一般的なブリッジ方式に替えて、地板と3分の2プレートから成るクラシックな支柱構造を採用しています。
この設計により、ムーブメントを側面から確認しながら、必要に応じて輪列のあがきを即座に調整することが可能です。
丸みを帯びた美しいフォルムの支柱は、グラスヒュッテの歴史的な懐中時計に対する敬意を表しています。

 

■針作りへのこだわり

 

モリッツ・グロスマンが手掛けた計測器や懐中時計は、特に針の美しい仕上げで高く評価されてきました。
グロスマンはその伝統を受け継ぎ、一針一針を手作業で丁寧に仕上げることにこだわっています。
グロスマンは、針を自社で手仕上げする世界でも希少なマニュファクチュールのひとつです。

 

■手作業による精緻な形作りと磨き

 

針の形作りはまず金属板から針の輪郭を切り出し、ダイヤモンドやすりを用いて一本ずつ形を整えていきます。
丁寧な手作業で仕上げられた針は、立体感のあるフォルムが際立ちます。
その後、木製の回転盤を使い、職人の手でフリーハンドのポリッシュ仕上げを施し、艶やかな輝きを生み出します。
針の細く繊細な先端は、わずかに弧を描きながら磨き上げられており、抜群の視認性を誇っています。

 

■色彩と仕上げの繊細な調整

 

スチール製の針は、一本ずつ焼き戻しによって発色させています。
一般的なブルーに加え、ブラウンバイオレットやブラウンの色合いも採用しており、
そのこだわりからも針づくりへの情熱が伝わります。

 

■ムーブメントの二段階組立へのこだわり

 

グロスマンでは、ムーブメントを二度にわたって組み立てる独自の工程を採用しています。
まず一次組立で、各部品を正確に調整しながら組み立て、注油と調整を行います。
その後、パーツにかかる負担を最小限に抑えるため、最終組立の前にすべての部品に完璧な仕上げを施し、二度目の組立を行います。

 

一次組立(ファーストアセンブリー)

すべての部品とモジュールを精密に調整するために、最初の組立工程が行われます。
熟練の時計職人が細部にまでこだわりながら組み立て、輪列の高さを合わせ、脱進機やテンプのバランスを取ります。
さらに、個々の時計の歩度を厳密に調整した後、腕の動きを再現するワインダーにセットし、多様な姿勢での誤差を補正します。
この段階ではパーツの仕上げが完全ではないため、負荷をかけずに調整が可能です。
完璧に仕上げられたムーブメントは、一度分解されて最終組立へと進みます。

最終組立(ファイナルアセンブリー)

最終組立の直前に、全ての部品に丁寧な仕上げを施します。
その後、ムーブメントを再び組み立てて注油し、厳密な検査を経て品質基準をクリアしたものだけが、ダイヤルや針を取り付けられます。
完成したムーブメントはケースに収められ、最後の精度検査に合格したモデルにのみ、バックルとストラップが装着されます。

 

モリッツ・グロスマンの時計は、緻密な技術と美しい仕上げが融合した逸品です。ISHIDA表参道でぜひその魅力をご体感ください。

 

【過去の記事】歴史に埋もれた偉大な時計師 モリッツ・グロスマンのお話

 

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ISHIDA表参道の佐野でございます。

 

本日は、ISHIDA表参道でしかご覧いただけない、当社グループでも非常に希少なブランド〈モリッツ・グロスマン〉をご紹介いたします。

 

■ モリッツ・グロスマン

 

グロスマン氏はドイツの多才な時計職人であると同時に、優れた技術者、発明者、
そして外国に通じる国際人であった彼は起業家としても名を馳せた人物です。
1854年から1885年までグラスヒュッテで過ごし、グラスヒュッテの時計産業の基礎を築き上げました。
数多くの懐中時計や様々なクロノメーター、高精度振り子時計を製作し、これらの作品は今なお国際的なオークションで高い人気を誇っています。
グロスマン氏はグラスヒュッテにおける時計産業創成期の立役者であり、時計職人を代表する重要な歴史的人物です。

 

1882年当時のムーブメント

 

しかし彼の死後100年以上の間、その名が語られることはありませんでした。

その後、幸運なめぐり合わせによりクリスティーネ・フッター氏が彼の功績を再発見します。
時計師である彼女はシンプルでありながら完璧なグロスマンの時計とその学術論文の進歩性に強く惹かれました。
そして、忘れられていた時計産業における先駆者の名前の商標を取得するに至りました。

 

■クリスティーネ・フッター

 

クリスティーネ・フッター氏は、ドイツ・アイヒシュテット出身。
時計職人としての修業をミュンヘンで積んだ後、名門ヴェンペでキャリアをスタート。
その後、モーリス・ラクロアでセミナー活動を先駆的に展開し、東西ドイツ統一後は時計産業の中心地グラスヒュッテへ。
グラスヒュッテ・オリジナルやA.ランゲ&ゾーネといった名だたるブランドで実績を重ねていきます。

やがて、歴史に埋もれていたモリッツ・グロスマンの名に再び光を当てる為、
長い交渉を経て2008年に「モリッツ・グロスマン」を正式に立ち上げました。
失われかけていた伝統を現代に蘇らせた、その情熱と行動力はまさにドイツ時計界における快挙と言えます。

 

 

2008年にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立され、グロスマンの名前は再びグラスヒュッテの地に帰ってきました。
スケッチから完成品にいたるまで、モリッツ・グロスマンの時計はそれぞれの職人の持つ卓越したスキルの結集であり、チームワークの賜物です。
手作業で作られるパーツの製造には洗練された高い技術が求められます。
すべてのコレクションは伝統的なクラフトマンシップに根ざして仕上げられ、
グラスヒュッテの歴史的なクロノメーター懐中時計に見られる特徴を備えています。
同時に、グロスマン製テンプやプッシャー付き手巻き機構のように新たに開発したメカニズムも採用されています。
これらの全く新しいイノベーションにより、モリッツ・グロスマンのコレクションは高く評価されています。

ドイツ時計の原点ともいえるグラスヒュッテで受け継がれる、モリッツ・グロスマンの精神。
職人の手仕事と革新性が融合したその時計は、まさに“時を超える芸術”です。
ぜひ店頭で、グロスマンならではの精緻な世界観をご体感ください。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

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ISHIDA表参道の佐野でございます。

本日はエベラールとクロノグラフの歴史についてご紹介致します。

 

■ エベラールの歴史は、クロノグラフの発展の歴史

 

エベラールがクロノグラフに取り組み始めたのは今から100年以上前にまで遡ります。
創業者のジョルジュ・ルシアン・エベラール氏は、ブランドが誕生した1887年に懐中時計スタイルのクロノグラフを世に送り出しました。

 

■1887年発表、懐中時計型のクロノグラフ

■1919年発表、初のワンプッシュ・クロノグラフ

 

1930年代には、エベラールの時計がイタリア海軍の将校たちに採用され、「オフィサーズ・ウォッチ」としての地位を確立。

1935年には、フライバック機能を備えた世界初のダブルプッシャー式クロノグラフを完成させ、
クロノグラフの革新に大きな一歩を刻みます。

 

 

さらに1938年には12時間積算機能を備えたクロノグラフを開発。
続く1939年にはスプリットセコンド機能を搭載したクロノグラフを完成させ、いずれも世界初の試みとして時計史に名を刻みました。
そして見逃せないのが、21世紀の幕開けとなる2001年に登場した『クロノ4』。
4つのインダイヤルを横一列に並べた、世界で唯一のレイアウトを採用した革新的なクロノグラフです。

 

■クロノ4

 

このようにエベラールは腕時計が誕生した初期の時代からクロノグラフの開発に注力し、
常に時代の一歩先を行く革新的な技術を追求し続けてきました。

 

1世紀以上にわたってクロノグラフの進化を牽引してきたエベラール。
伝統と革新を融合させながら、常に唯一無二のタイムピースを生み出してきました。
その歩みは単なる時計製造の枠を超え、技術と美意識の結晶として今もなお輝き続けています。クロノグラフの真髄を体現するエベラールの世界をぜひご体感ください。

 

皆様のご来店をお待ちしております。

 

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本日ボーム&メルシエの新作モデルが入荷しましたのでご紹介致します。

 

■ 白と黒のコントラストに込められた「調和」

 

このモデル最大の魅力は、何と言っても大胆で美しいブラック×ホワイトのツートーンダイヤル。
波模様が施されたホワイトの文字盤はブラックフランジによって引き締められ、
調和と美しさを同時に感じさせる絶妙なバランスです。

 

 

「リビエラ 10829」は、42mm径のステンレススティールケースに、信頼性の高い自動巻ムーブメント「SW200」を搭載。
38時間のパワーリザーブ、10気圧防水と、日常使いにふさわしいスペックを備えています。

 

 

ぜひ実物をお手に取ってご覧下さいませ。
皆様のご来店をお待ちしております。

 

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