GWに入りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
まだまだ活発的に行動がとりにくい状況ですが、適度な運動や趣味に時間を使いストレス発散したいですね!
こんにちは!
ISHIDA N43°の魚山です!
ゼニスのクロノマスタースポーツ、今、とても話題ですね。
「デザインが某ブランドに似ている」との声もあるようですが、どのような時計なのでしょうか?
個人的にはそれぞれ良いところがあり、二つのメーカーとも明確なビジョンをもって開発しているので一緒にしてほしくないというのが正直なところ。
しかし、写真のみで、まだ実物を見たことのない方も多いと思いますのでサラッとご紹介してみます。
もし、ご興味が湧きましたらゴールデンウイーク期間中にご来店ください!
デザインは似ているの?
結論から言いますと、何とも言えません。
というのも、人それぞれの意見があるからです。
ただ、確かに類似点は多々あります。上げていくと、
1.セラミック製ベゼル
2.時分針の形状
3.クラシカルな横目インダイヤル
時計の顔回りにこれだけの類似点があれば、そのような意見を持つ人が出てくるのも頷けますね。
ゼニス好きの私から言わせてもらえば雰囲気は似てはいるけど違います。
少々、細かな事を言わせてもらえば、
1.セラミックベゼルに刻印されているモノが全く異なる。
2.時分針の形状は以前よりクロノマスターシリーズで採用されてきたデザイン。
3.インダイヤルの形状と配色は1969年のゼニス エル・プリメロA386より続くデザイン。
細かいところにこそ、そのモデルの拘りがあるもの。特にベゼルの刻印が違うというのは
平たく言えば搭載されている機能(機構)が違うということ。
クロノグラフを搭載しているというところでは同じですが、その特性は全く異なります。
機能は同じクロノグラフ?
一言で経過時間の計測というと同じですが、クロノマスタースポーツのクロノグラフ針は10秒で1周します。
つまり1/10秒の測定が可能という事です。
通常、クロノグラフを作動させれば、クロノグラフ針は秒針と同じ周期(60秒で一周)で動きます。ベゼルの刻印により、それぞれ
タキメーター(平均時速や速度測定)、テレメーター(2つの距離の測定)、パルスメーター(脈拍測定)が容易になります。
クロノマスタースポーツのベゼルには「1/10TH OF A SECOND」の刻印と0~10のメモリがあります。
これにより、文字盤のメモリだけでなく、インナー部分のメモリとベゼルのメモリの3つを読むことにより1/10秒という細かな測定が可能となっています。
ムーブメントは?
「エル・プリメロ」有名なムーブメントで、ゼニスのムーブメント名の一つですが、エル・プリメロにも複数の種類があるのはご存知ですか?
日付の有無やオープンモデル用など「エル・プリメロ」にも複数のキャリバーが存在します。
例えばこの2モデル。
画像左:既存型エル・プリメロ、右:新型クロノマスタースポーツ
クロノグラフ、日付付きという面では同じように見えますが、ご覧の通りムーブメントが違います。
時計の作動に関する機構、クロノグラフ機構周りも大幅な改良が施されております。
一から専用のムーブメントの設計・製造というのはものすごい費用も時間もが掛かります。
それをこの価格帯でサラッと行ってしまうゼニスの凄さ!
時計業界でいち早くマニュファクチュール体制を整えたゼニスだからこそ、ここまでの大幅な変更・改良ができた事でしょう。
大幅な変更・改良と言いましたが、このムーブメントは既存ムーブメントのマイナーチェンジではないのです!
既存ムーブメントとは似て非なるもの。
実はこのエル・プリメロ「3600」、少し前に登場した限定モデルのにも搭載されております。
非常に完成度の高いムーブメントなのです。
香箱から輪列、テンプに伝わるトルクを安定させるため、クロノグラフの作動に関する機構を一新し、さらに正確な測定が可能なムーブメントなのです。
ケースサイズ
気になるサイズ感ですが、ご存知の通り、フラグシップモデルからサイズダウンしております。
スポーツウォッチで41ミリという絶妙な大きさ。
画像の通りラグ部の収まりも良い!
エル・プリメロならではの程よい厚みもあり、所有感を満たせてくれます。
腕を出すことが多くなるこれからの夏、セラミックのベゼルが輝きますよ‼
感染予防対策もしておりますので、このGWは是非、ご来店ください。