ISHIDA N43° スタッフブログ

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今年も残すところ10日を切りました。

今年も1年間、頑張った自分へのご褒美に、大切な方へのプレゼントに時計はいかがですか?
こんにちはISHIDA N43°の魚山です。
突然ですがステンレスの時計をどう思いますか?
「安っぽい」「高級時計なのにステンレス?」と思ってますか?
今日は時計素材についてみてみましょう!
身近な存在であるステンレス。
そんなステンレスにもグレードがあります。安価な物で台所のシンクなどありますが、高級時計に使われているステンレスとは違います。
ステンレスとは鉄にクロムやニッケルを混ぜて作られますが、主に高級時計に使われているステンレスは「316L」という物です。
同じく、鉄にクロムとニッケルを合わせますが、更にモリブデンを合わせます。それが「316」
クロム
ステンレス表面に薄い不動被膜を作り、表面酸化を起こしにくくします。
ニッケル
鉄の酸化を遅らせる作用があります。
モリブデン
クロムの作用を助ける働きをします。
また更に316Lの「L」は炭素量を減らした高級ステンレスなのです。
昔から比較的加工がしやすく丈夫ということで鉄は親しまれてきましたか、錆びるという欠点がありました。
その欠点を補ったのがステンレス。更に、改良を加えたのが高級時計や医療器具などに使われているステンレスなのです。
しかし、鉄に比べ、グレードの高いステンレスは加工が容易ではありません。
研磨するにも高い技術力が必要になります。
同じステンレスの時計でも、数千円の時計と数十万~数百万円の時計では、素材だけでなく加工技術や細部の仕上げまで全く別物なのです。
金やプラチナは誰もが認める貴金属ですが、ステンレスの高級時計も同じく宝飾品に分けられます。