ISHIDA N43° スタッフブログ

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営業時間のご案内

 

10月1日(金)は都合により営業時間を下記のように変更させていただきます

 

OPEN 11:00  ~  CLOSE 16:00

 

◆10月2日(土)以降の営業時間については下記のとおりです

 

OPEN 11:00  ~  CLOSE 19:00

 

 

※10/1ご来店いただく際には、営業時間にご注意ください

 

 

 

こんにちは。

ISHIDA N43°の魚山です!

 

今回はオメガフェア中ということで、オメガについて書いてみます。

皆様はオメガについてどの様に思いますか?

正直、私は武骨なイメージが強かったです。(昔の話)

しかし、ISHIDA N43°での取り扱い開始にあたり、じっくり見てみると、今のオメガは洗練されたデザインということがわたりました。

確かに、数年前~十数年に比べて時計の価格が上がりました。

「昔はもっと安かった」などと言われるとこもしばしば…。

これから購入を検討されている方には価格というのは頭の痛い悩みです。

しかし、価格の高騰はオメガに限ったことではありません。

勿論、昔のものと比べ、ブレスレット部やムーブメント、その他細部に至るまで質も上がっております。

これからお話しする内容を加味すると、むしろ良心的に思える気がします。

 

それでは私が「!!」と思ったオメガのスゴイところを紹介します。

 

①そこ、セラミックで作っているの⁉

今や当たり前のように使われるようになったセラミック。

ケースにベゼルなどにセラミックというのは様々なブランドで取り入れられておりますね。

しかし、金属に比べ加工が難しく、高い製造コストや技術力を要する素材でもあります。

オメガのシーマスターの文字盤を見てみると、うっすらとシークレットサインの様に「ZrO2」の文字が。

ZrO2とは二酸化ジルコニアでこの素材はセラミックの材料です。

はい、文字盤もセラミックでできています。

金属では出せないセラミック独特な光沢、質感、色合いなど本当に綺麗です。

シーマスターの針は肉抜きされたような針になっています。通常、このようなロジウム針に光沢感の強い文字盤を使用すると視認性が悪くなります。

しかし、そこは流石オメガ!

夜光塗料が針の両サイドにも塗布されております。

これにより昼夜問わず瞬時に時間を把握しやすくなっております。

 

 

②シースルーバックなのに高耐磁

時計を外した時、裏から見えるムーブメントは最高に綺麗なものです。所有感を満たすひとつです。

ほとんどの場合、耐磁性に特化したモデルは裏蓋使用(中が見えない)が殆どでした。

それは、裏蓋を開くと軟鉄製のインナーケースが入ってるためです。

オメガのマスターコーアクシャルはシースルーでありながら1.5テスラ(15,000ガウス)以上の耐磁性能を実現。

年々、生活が便利になるにつれ、磁気を発する機器が増えております。またその磁気も強くなってきております。

もしかしたら、将来、耐磁性というのは必須になるかもしれませんね。

 

 

③マスタークロノメーター

スイス公認クロノメーター検定協会(COSC)では、垂直・水平などの5つの姿勢差かつ3つの温度下に置き、日差(日にどれくらい時刻がずれるか)が査定されます。日差-4秒~+6秒以内、2cm以下のムーブメントは-5秒~+8秒以内の基準をクリアした時計のみが合格という厳しい認定制度です。

上記はクロノメーター。オメガはマスタークロノメーター

オメガのマスタークロノメーターにとって、クロノメーター認定は通過点。

COSC認定されたものを更に独自のテストを行い、クリアできたものに初めて「マスタークロノメーター」の刻印ができるのです。

COSCの他に下記の8つの試験を行っています。

 

1.磁気曝露中の運動の機能(携帯、MRI、誘導コンロ、自動ドアなどで影響を受けるか、機能するか)

2.磁気曝露中の完全な時計の機能(設定された磁性基準に準拠していることを確認後、時計全体のテスト)

3.磁化および消磁(1,500ガウスで磁化、6つの姿勢差で差異を出し、消磁後偏差を確認し許容範囲内かを確認)

4.クロノメトリーの精度(時計に影響を与えうる極端な磁気、6つの位置、2つ温度で時計をテスト)

5.6姿勢での精度の偏差(6つのうち2つの極端な数値の間の偏差を確立する)

6.等時性(100%巻上状態と33%の状態で6つの異なる位置でテスト)

7.パワーリザーブテスト

8.耐水性

 

機械式時計に日差はつきものと言います。

もちろん精度は使用環境・使用状況によっても大きく変わります。

オメガは日常生活において考えうる状況をテストし、可能な限り、悪影響を受けない・受けにくいように開発研究を行っております。

現在、オメガの名前は誰もが知る認知度になっています。しかし、オメガの技術開発面はあまり知られていません。

時計を選ぶ際、見た目だけでなく、機械やブランド歴史で選んでみるのも面白いかもしれません。

 

見た目が大事?

 

最初に書いたように今のオメガは見た目も仕上がっています。

 

オメガのフェアは15日まで開催中でございます。

今なら素敵なノベルティもございます!!

 

 

こんにちは。

新ISHIDA N43°の魚山です!

新ISHIDA N43°??

そうなんです。

この度、ISHIDA N43°では2階フロアを改装しておりまして、新たにオメガ、ブランパン、ブレゲが追加されオープン致しました!

改装工事中にご来店いただいた方々には落ち着いた空間をご提供できず、申し訳ございませんでした。

また是非、ご来店されてみてください。きっと、さらに時計選びが楽しくなっていると思います。

 

さて、時計の購入を検討する際に何を気にされますか?

もちろん、様々な考えがあるのは事実ですので、

今回も私の私見で書いてみました。あくまでも私見です。考え方は人それぞれ。

多少、大げさに書いておりますので悪しからず。少しでも共感頂ければ幸いです。

 

 

緊急事態宣言からまん延防止。未だ終息が見えないこの時期、お金を使う事に慎重になりがちです。

「今は無駄使いできない」「時計を欲しいけど今は…」など。

ご来店いただいた方からもお聞きすることがあります。

もちろん、無理をして必要以上の高価な物を見栄だけで買うのは良くないかもしれない。

しかし、適度な時計(一般には高級時計に分けられるが)であれば逆の考え方ができるかもしれない。

 

よく、時計と車は比較される。実際に接客時は「腕にクラウンを乗せているようだ」や「車が買える金額だ」と言われる。

まさにそうだ。金額だけをみれば。

しかし決定的な違いがある。それは一般的に車は「実用品」で高級時計は「貴金属」という点。

 

また、時計は「資産」として考えることができる。

「時計は価値が0になりませんよ!」なんて言葉をどこかで聞いたことがある。

どういう事だろう?

考えの一つとして、車と比較してみます。

大げさに大雑把に書いてみます。

極端な話、車は乗れば乗るほど(走行距離が増えるほど)価値が下がっていく。

時計は着用回数による価値の低下はありません。

傷や破損、モデルチェンジによる変化は時計も車も同じこと。

 

有事の場合

時計はとりあえず腕にはめて移動が可能。

例えば何かしらの災害に遭った時、時計は腕にはめたり避難バッグに入れておけば失わずに済む。

車は災害時には使えない。止めておいても水没や故障リスクが高い。

 

日本に居れなくなった場合

日本に住めなくなる可能性は低いと思いますが、例えば、海外ではたまに聞く内戦の様な自体、首都が機能しなくなるほどの大規模デモ、ハイパーインフレなど。

そのような事態では日本円の価値はなくなってしまいます。つまり最悪、貯金は意味が無くなってしまう。

内戦や首都が機能しなくなるような状況が続くと海外投資家は日本の金融市場から手を引くでしょう。すると株価の急落、為替の大幅下落などが起こる。大げさな話、1ドル=百数円から1ドル=数万円とかになってしまってからでは何もできなくなります。

では、日本からの避難が必要な際、フェリーを手配して車を搬送するのか。恐らくできない。手配するお金に価値がないから。

時計は着用しておけば手が塞がることも、荷物になる事もなく比較的足軽に移動ができる。

まあ、上記のような事態に陥ればそれどころの騒ぎではなくなりますが…。

ただ、価値が安定しているので海外で換金も可能だったり。

有事の際、本当に価値があるのは円ではなく金などの貴金属だったりします。時計も貴金属に属し、ある程度は世界的に価値は同じです。

 

 

「この時計はリセールは高いですか?」

よく聞かれるワードです。いざというときに損はしたくないという気持ちは人間誰でもありますが、だいたいの場合、そのとき聞かれるリセールというのはあくまでも「今」の話。来年再来年ではなく「今の価格」。

買うときに気にされるほどのことではないようにも思えますね。

飽きたときに売るリセールではなく、有事の際に資産としてどれほど通用するのかを考えた方が賢明に思います。

 

時計を検討される方は様々な目的があるかと思います。

仕事へのやる気向上、ステータス性、自信を付けたい、個性を出したい、なにより普段使いもできるなどの「自己投資」として、

決して見栄だけでブランドの高級時計を買うのではなく、「価値を残しやすい」という点で高級時計を検討されてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日頃よりBEST ISHIDAをご愛顧いただき、

誠にありがとうございます。

このたび、ISHIDA N43°は店舗リニューアルのため、

下記日程にて改装工事を行うことになりました。

 

<改装工事期間>

2021年7月14日(水)~29日(木)

改装工事期間中は、1F売場のみ営業いたします。

2Fにて展開中ブランドの商品は常時ご用意しておりますので、

通常営業時と変わらず全ての商品についてご試着・ご商談

が可能でございます。

お客様にはご不便ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ

お気軽にご来店くださいますようお願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、ISHIDA N43°まで

お問い合わせください。

 

 


【COMING SOON】

7月30日(金) 2FリニューアルOPEN!

 

■新規導入ブランド

 

BREGUET(ブレゲ)

 

BLANCPAIN(ブランパン)

 

OMEGA(オメガ)

 

 

こんにちは!N43°の魚山です!!

今回はゼニスのデファイについて書いてみました。

あくまで私の私見ですので、私なりにゼニス良さを伝えたいと思います。

写真は少なめですので、気になった方はぜひ、ご来店ください!

 

 

2017年、ゼニスの高い技術を結集して発表された新型「デファイ」。

デファイとは「凌ぐ」や「挑戦する」といった意味を持つ単語で、その名に相応しい革新的な技術を取り入れたものにゼニスではその名を付けている。

2017年に発表されたデファイもゼニスの技術力の高さを示すモデルの一つとなっており、ゼニスの名機「エル・プリメロ」の36,000振動のハイビートはそのまま、クロノグラフ機構はその10倍もの360,000振動を誇る超ハイビート仕様となる。

また、クロノグラフの動きも次元が違う。

通常、60秒で一周するクロノグラフ針がデファイでは1秒で一周する。

見慣れない針の動きに圧倒されるだろう。

なのでデファイの文字盤には60秒積算計が存在する。一般的に知られるクロノグラフにはない仕様だ。

文字盤に搭載される60秒積算計。つまり作動させれば秒針と同じ動きをする。

しかし、時計秒針とは存在意義が全く違う。

時計は時間を読むもの。クロノグラフは経過時間を計測するもの。

同じ動きをしても用途は大きく異なる。

 

ハイビートは安定した精度が出しやすいが壊れやすいといった事を聞くことがある。

確かに動きが速いほど、同じ時間の稼働でもパーツにかかる摩擦は大きくなる。

ゼニスではその問題を克服するため、負荷の大きなパーツにシリコン素材を使っている。

シリコン(シリシウム)は非常に硬質な素材で、おまけに摩擦が低い特徴を持つ。

さらに言うとその素材は一切帯磁しない。

唯一、デメリットを上げるならば加工に高い技術を要すること。

そのような高い技術で360,000振動という次元の違うクロノグラフを搭載したデファイが限定などではなく普通に店頭で見ることができる。

 

時計の新作発表時、プロトモデルとして超高振動機が出てくることがある。

要は技術力の高さをアピールする狙い。

しかし、実際にそのプロトモデルの量産を果たしたブランドはいったい何社あるか。

ゼニスはその課題を達成したブランドである。

 

普通に過ごしている私たちにとって、その超高振動クロノグラフは間違いなくオーバースペックと言える。(言われる)

しかし、昔からグランドコンプリケーションと呼ばれる超複雑時計があるが、そのグランドコンプリケーションもまたオーバースペックだ。

では何故、時計ファンを魅了するのか。

それは希少性・価値にある。

通常の時計よりも生産本数が限られる、機械式の超繊細なパーツで緻密に構成された物が腕に収まるというところにある。

現代のデジタル社会ではコンピュータにより書き込み、デジタル時計やスマートウォッチなど、様々な機能を付け、機械により量産することは可能だろう。

とても便利だと思う。

しかし、それを機械式の細かなパーツでもって作るということでは話が変わってくる。

必ず、職人の手作業が必要になってくるからだ。

また、組み立て・作動させると言う事は、考えられないほどの工程、計算、繊細さが求められると言う事。それも40ミリ前後の小さなケースの中で。

 

オーバースペックをもっと小さな点で言えばスーツにダイバーズウォッチやパイロットウォッチを着用することも同じことが言えると思う。

スーツ姿で海を泳ぐ人や通勤で自家用ジェットを操縦する人でなければ。

話が逸れてしまったが、オーバースペックとは価値として考えた場合、ブランドの優れたデザイン性や技術力、歴史を買ったようなものだと思う。

 

さて、話を戻すと、今頃になってデファイの話をしたのは、今期の新作デファイが入荷したからです。

その名も「デファイ エクストリーム」

デザインが一新され、デザイン性や堅牢性が高くなりました。

新たに加わったデファイの上位モデルなので、もちろん今までのデファイも健在。

選択肢が広がった形になります。

 

また、クロノグラフの操作性も変わりました。より確実な操作が可能になりました。

こればかりは文字で伝えるのが難しいので、是非、店頭で試して頂きたいポイントにひとつです。

 

今の時期、色々と慎重になりがちですが、この時期のゼニスのエクストリーム(過激に、思い切った)デファイ(挑戦)

まさに「デファイ エクストリーム」の名に相応しいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、下田です。

ただいまISHIDA N43°では、本日現在北海道内での展開のない

ブランドを集め、期間限定での特別展示を行っております。

 

 

これまで一度も北海道へ上陸したことがないブランドのほか、

以前道内展開があったものの本日時点では展開がなくなっている

ブランドなども含め、通常当店で取り扱いをしていない

計7ブランドの時計をご用意しておりますので、

ご興味のある方はぜひこの機会に実物をご覧いただけたら

と思います。

 

関東の系列店舗で取り扱い中のブランドについては

お取り寄せによる商談や販売は常時可能ですが、

実物をお手に取って複数比較検討いただける機会は

そう多くありません。

 

高級時計を愛好する富裕層の間でじわじわと注目を集めつつある

「ウルバン・ヤーゲンセン」、

唯一無二のダイヤルで時計好きを魅了する「H.モーザー」など、

他社とは一線を画す稀少な時計を作り続けるブランドに加え、

スイス高級時計の王道、最古の老舗ブランド「ブランパン」、

ミリタリーテイストを日常に落とし込むことで、ビジネスや

ファッションなど幅広いフィールドで着実に人気が上昇している

「ベル&ロス」など、少なくとも時計好きであれば見るだけでも

楽しめる商品たちを取り揃えております。

 

 

 

ちなみに私が本日着用しているのが

URBAN JURGENSEN(ウルバン・ヤーゲンセン)

JURGENSEN ONE Re.5541GMT 税込4,730,000円

※ステンレスでこの価格。もちろん私物ではありません

 

年産200本といわれるウルバン・ヤーゲンセンが作る

スポーツウォッチ。

すでに市場でも動きが出はじめているようですが、

昨今の高級時計のトレンドにおいて需要が高まらないはずはない

というモデルですね。

3針シンプルでも300万を超えます。

 

ステンレス三針で300万を超える腕時計など、高級時計の

世界でも数えるほどしか存在しません。

一体どんな時計なのか、気になる方はぜひ店頭で

お確かめ下さい。

個性的デザインやアレルギーフリーの最高級ステンレス素材、

職人の魂が息づく細部までこだわったその仕上がりに、

「あ~、なるほど。。いいね。。なんかすごいね。(語彙力)」

というのが、最初に触ったときの私の感想でした。

 

基本的に「ありふれた感じの時計」はご用意していません。

高級、高品質、格好よくて個性もある、そして「夏」という季節

を意識した時計たちを集めてみました。

 

もちろん、即売可能な商品を取り揃えております。

 

展示ブランドや商品に関してはぜひお気軽にスタッフまで

お問い合せください。

 

 

GWに入りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
まだまだ活発的に行動がとりにくい状況ですが、適度な運動や趣味に時間を使いストレス発散したいですね!

 

こんにちは!

ISHIDA N43°の魚山です!

 

ゼニスのクロノマスタースポーツ、今、とても話題ですね。

「デザインが某ブランドに似ている」との声もあるようですが、どのような時計なのでしょうか?

個人的にはそれぞれ良いところがあり、二つのメーカーとも明確なビジョンをもって開発しているので一緒にしてほしくないというのが正直なところ。

しかし、写真のみで、まだ実物を見たことのない方も多いと思いますのでサラッとご紹介してみます。

もし、ご興味が湧きましたらゴールデンウイーク期間中にご来店ください!

 

デザインは似ているの?

結論から言いますと、何とも言えません。

というのも、人それぞれの意見があるからです。

ただ、確かに類似点は多々あります。上げていくと、

 

1.セラミック製ベゼル

2.時分針の形状

3.クラシカルな横目インダイヤル

 

時計の顔回りにこれだけの類似点があれば、そのような意見を持つ人が出てくるのも頷けますね。

ゼニス好きの私から言わせてもらえば雰囲気は似てはいるけど違います。

少々、細かな事を言わせてもらえば、

 

1.セラミックベゼルに刻印されているモノが全く異なる。

2.時分針の形状は以前よりクロノマスターシリーズで採用されてきたデザイン。

3.インダイヤルの形状と配色は1969年のゼニス エル・プリメロA386より続くデザイン。

 

細かいところにこそ、そのモデルの拘りがあるもの。特にベゼルの刻印が違うというのは

平たく言えば搭載されている機能(機構)が違うということ。

クロノグラフを搭載しているというところでは同じですが、その特性は全く異なります。

 

 

機能は同じクロノグラフ?

一言で経過時間の計測というと同じですが、クロノマスタースポーツのクロノグラフ針は10秒で1周します。

つまり1/10秒の測定が可能という事です。

通常、クロノグラフを作動させれば、クロノグラフ針は秒針と同じ周期(60秒で一周)で動きます。ベゼルの刻印により、それぞれ

タキメーター(平均時速や速度測定)、テレメーター(2つの距離の測定)、パルスメーター(脈拍測定)が容易になります。

クロノマスタースポーツのベゼルには「1/10TH OF A SECOND」の刻印と0~10のメモリがあります。

これにより、文字盤のメモリだけでなく、インナー部分のメモリとベゼルのメモリの3つを読むことにより1/10秒という細かな測定が可能となっています。

 

 

 

ムーブメントは?

「エル・プリメロ」有名なムーブメントで、ゼニスのムーブメント名の一つですが、エル・プリメロにも複数の種類があるのはご存知ですか?

日付の有無やオープンモデル用など「エル・プリメロ」にも複数のキャリバーが存在します。

例えばこの2モデル。

 

 

画像左:既存型エル・プリメロ、右:新型クロノマスタースポーツ

クロノグラフ、日付付きという面では同じように見えますが、ご覧の通りムーブメントが違います。

時計の作動に関する機構、クロノグラフ機構周りも大幅な改良が施されております。

一から専用のムーブメントの設計・製造というのはものすごい費用も時間もが掛かります。

それをこの価格帯でサラッと行ってしまうゼニスの凄さ!

時計業界でいち早くマニュファクチュール体制を整えたゼニスだからこそ、ここまでの大幅な変更・改良ができた事でしょう。

大幅な変更・改良と言いましたが、このムーブメントは既存ムーブメントのマイナーチェンジではないのです!

既存ムーブメントとは似て非なるもの。

実はこのエル・プリメロ「3600」、少し前に登場した限定モデルのにも搭載されております。

非常に完成度の高いムーブメントなのです。

香箱から輪列、テンプに伝わるトルクを安定させるため、クロノグラフの作動に関する機構を一新し、さらに正確な測定が可能なムーブメントなのです。

 

 

ケースサイズ

気になるサイズ感ですが、ご存知の通り、フラグシップモデルからサイズダウンしております。

スポーツウォッチで41ミリという絶妙な大きさ。

画像の通りラグ部の収まりも良い!

エル・プリメロならではの程よい厚みもあり、所有感を満たせてくれます。

腕を出すことが多くなるこれからの夏、セラミックのベゼルが輝きますよ‼

 

感染予防対策もしておりますので、このGWは是非、ご来店ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感染症拡大防止のため、本日(4月12日)より当面の間、

営業時間を下記のように変更いたします。

 

OPEN 11:00 ~ CLOSE 18:00

 

ご利用のお客様にはご不便をおかけいたしますが、

何卒ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

2021年 3月 8日より、下記のように営業時間を変更いたしました。

 

OPEN 11:00 ~ CLOSE 19:00

 

北海道「新型コロナウィルス集中対策期間」中の短縮営業時間、

また、それ以前までの営業時間とも異なりますので、

ご来店の際は、お間違えのないようお気をつけください。

レトロなデザインってなんだか落ち着きませんか?

懐かしくって、どこか真新しさもあるような。

見る方の年代によっても受ける印象が違うので面白いです。

当時の技術が現代の技術で蘇る。なんだか素敵です。

 

 

こんにちは!

N43°の魚山です!!

 

さて、今回は『幻のゼニス』を語っていきたいと思います。

 

と、その前に

このどこか昔懐かしいような時計『リバイバル A384』。

1969年にあったモデルを再現された復刻。

特徴的なケースは勿論、ドーム型風防はサファイアクリスタルで再現するなど

当時のデザインを現代の技術で蘇らせたモデル。

後に発表された 03.A384.400/21.M384 (写真1左上)では当時あった

ラダー(梯子)ブレスレットまで完全復刻。

 

50年前のモデルで懐かしく思う方、逆に斬新に思う方も居るであろうこのモデル。

でも、今日話したい時計はコレではない!

 

 

クロノマスター リバイバル “シャドウ”

97.T384.4061/21.C822

 

「黒い腕時計」と聞いてどんな物を思い浮かべますか?

ブラックセラミック?

PVD加工の金属?

 

この“シャドウ”のケースはチタン。

しかもPVDの様な皮膜ではありません。

これはチタン表面にマイクロブラスト加工することで

光の反射を抑え、チタンの鈍色をより深く、濃くしダークグレー色を再現。

 

ん?再現??

 

実はこの時計の原形は「プロトタイプ」として1970年に試作されていたのです。

しかし、当時の技術では製品化が出来なく、プロトタイプのみという

まさに幻のモデルとなってしまいました。

 

現代のゼニスが当時には叶わなかったものを形にしました。

一枚目の写真のモデルと比べて違和感を感じませんか?

そう、“シャドウ”にはデイト表示がない!

ベースなる物は同じなのに何故だ?

 

実はこの“シャドウ”、機構に至るまでプロトタイプを忠実に再現していたのです。

でも、なぜ今になって復刻させようとしたのでしょうか?

私が前にブログ投稿したシャルル・ベルモ『忘れられていた大切なもの』という題の

アニメーションを見ていただけましたか?

 

簡単に説明すると内容は当時、クォーツショックと呼ばれる時期、ゼニスは

機械式腕時計の製造に関する金型や設計図などの全てを破棄する事になりました。

しかし、当時の工房長であったシャルル・ベルモはその令に反対し

破棄せず屋根裏に隠したのです。

年月が経ち、再び機械式時計に脚光が当てられた時、金型や設計図の全てが残っていたため

現代にエル・プリメロが蘇るとこが出来ました。というお話でした。

そして今回、エル・プリメロ50周年を迎える際に、再度

例の屋根裏部屋の捜索が行われました。

そして黒のケースに身を包まれた時計が44年ぶりに発見されたのです。

それがオリジナルのプロトタイプ。

現代の技術で44年ぶりに日の目を浴び、製品化に至りました。

単にブラック時計というと今となっては真新しさは感じませんが、

このような経緯がある事を知ると、また物の見方が変わりますね。

現代の「リバイバル」を是非、ご試着してみてください。